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びょーいん ページ15
「土方さん、土方さん」
廊下を歩く土方を呼び止める声があった。
土方は足を止め振り向く。
「Aさん、昨日からずっと頭から布団被ったまま出てこないんだけど、何か知らないかしら」
ベテランらしい看護師が手振りを加えながら言った。
十「若さってやつだ」
ぽつりと呟き、土方は苦笑する。
土方は先程沖田の病室へ行ったのだが、面会謝絶と部屋へ入れてくれなかった。
今頃2人して同じことを考えているのだろう。
首を傾げる看護師を残し、土方は病院を出た。
タバコを咥え、火を付ける。
見上げた空は、青く澄んでいた。
ラッキーアイテム
「ビビってんですかィ?」
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作者名:あおいひつじ | 作成日時:2019年12月20日 14時