暁のヨナ_緋の光_

光と影 ページ8

ー月日は流れー




ヨ「ねぇ私の髪変じゃない？」
ヨナが髪を指で触りながら父イルに問いかける


イ「変じゃないとも。ヨナの美しさはどんな宝石も敵わんさ」


ヨ「顔はね私もそこそこ可愛く生まれたと思うわ、でもね父上…この髪！どうしてこう赤毛で癖っ毛なのかしら。亡くなられた母上はサラサラの黒髪だったとのに…」


ちっともまとまらないーーー！！
ご機嫌斜めのヨナ姫


イ「そんなことないだろ…なぁA、ハク」


『えぇイル陛下姫様のお髪が変などと誰が申しましょうか』



ハ「あえて申し上げるなら頭(ノーミソ)が変ですね」


ヨ「お黙り下僕」


ハクはいつもそんなことばっかり言うんだから…まぁ面白いからいいけど



ヨ「父上こいつなんとかして！従者のくせに態度でかすぎ！」


近くにあるあらゆるものをハクへとなげつけるヨナ




イ「まぁまぁハクもAもお前の幼馴染だろう。それにハクは18にして城でも指折りの将軍…Aも女性とは思えぬその強さでハクに続き立派な副将軍…護衛にはうってつけ.」



ヨ「そんなこと知らない。護衛なら可愛げのあるAだけで十分だわ」


姫さん…かわいいと言ってくれるのはうれしいが…
『ヨナ姫…お着きになったみたいですよ。スウォン様』


ヨ「それを早く言いなさい！！！」



イ「スウォン？だから髪の毛を？彼は従兄なんだからヨナの髪なんていまさらだろうに」

不思議そうなイル陛下
この人はどうも鈍感なのか？？


『乙女心ってやつじゃないんですか？ねぇハク？』ニヤ


ハ「オレに聞くな」






アレからスウォン様はヨナ姫に変なことを言ってないだろうか…姫さんの反応的にはバレてなさそうだけど…


会いたくないな〜スウォン…

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