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貴方への答えを【立原道造】 ページ20

リクエストありがとうございました!
立原→→→←夢主
みたいな感じに書けてると嬉しいです。

ーーーーー


「A、今週末どっか出掛けよう。車出すからさ」

ソファでだらだら携帯をいじりながら立原君は言った。
これはこれは、デートのお誘いですな。
嫌われるチャンス…!
私はふふんと鼻を鳴らす。

「立原君がお金を全部出してくれるならいいよ」

冗談で言った。
こうすれば立原君は私のことを守銭奴だと思い幻滅してくれるだろう(ドヤ顔)。

「別にいいぜ」

二つ返事で、何の躊躇いもなく彼は言った。

「ふぁっ!?」

吃驚して思わず立原君の方を向くとバチッと目が合った。
ニヤリ、と立原君は端正な顔で私を見ながら

「好きな女にくらい尽くさせてくれよな?」

と言った。
俺お前より給料いいし、という言葉で弾んだ気持ちは腹パンと共に消えたけど。

ーーーー
半年程前


その日は黒蜥蜴との任務だった。

「好きだ」

任務後に突然立原君が私に言った。
こいつ絶対ヤバイ奴やん。
じりじりと後ずさる私は立原君に壁まで追い詰められていた。

「…何で私を?」

「惚れた」

どうやら日本語が通じないようだ。

「いや…え…?」

真顔で立原君が壁ドンしてくる。

「とっ…とにかく…!」

言い終わる前にパシッと手を取られ壁に縫い付けられる。

あまりにも自然な流れで口付けをした後、立原君は私の耳元で

「付き合ってくれ」

と言った。順番絶対違うよね?

「最低」

空いていた右足で急所を思い切り蹴って痛みで疼くまる立原君にそう言い捨てて私はその場を立ち去った。

最悪な出会いの筈なのに立原君の私への熱は冷めることなく。
最近コミュニケーションまともに取れるようになったし。

だけど立原君が私みたいな女好きなんて勿体無いし。
これは私が立原君に嫌われた方が早いのではないかと思うようになった

貴方への答えを(2)→←向上心(2)



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赤羽 - 最高!続きいつまでも待ってます、、二千年後も (2月23日 17時) (レス) @page25 id: 462520c403 (このIDを非表示/違反報告)
りお - 加藤めっちゃ人気やな…良かったな加藤☆ (6月13日 20時) (レス) @page25 id: 277740fe28 (このIDを非表示/違反報告)
るりら - 最高 (2022年12月25日 16時) (レス) @page7 id: db0aaa71fc (このIDを非表示/違反報告)
かおり(プロフ) - 加藤ー!安吾よ。((後何言うんだっけ?あれ? (2022年3月10日 21時) (レス) @page25 id: e165a9ec89 (このIDを非表示/違反報告)
鏡花 - 推していても推していなくても、全てのキャラがかっこいい…素敵な作品、ありがとうございます! (2022年1月22日 13時) (レス) @page25 id: 4b25a88413 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しぐれった | 作成日時:2019年7月7日 14時

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