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教師寮にお泊り ページ32

「そういうことだから!よろしくぅ!!」


『へ!?ちょ、まっ、、嘘でしょ切れたんだけど』



無慈悲に鳴り響くツーツーという音


ス魔ホの画面にはの通話終了の文字


毎度のごとく、何も解決策が用意されてないままの

彼女の「よろしくぅ!」の言葉が心に突き刺さった


いや、よろしく、じゃないねん…!


相変わらずの姉の奇行ぶりに半分本心状態になりながらも

自分の置かれた状況を把握しようと必死に頭を動かす




『え、、、私今日野宿ってこと…???』


ヒ「…は?なに?何の話??」



隣で通話が終わるのを待ってくれていたメメが不思議そうに私を覗く


しまった、衝撃が強くてつい声に出してしまっていたと

ハッとなって自分の口を手でふさいだ



ヒ「よくわかんないけど、野宿はよくないんじゃねぇの?」


『、、、うん、それはまぁ、そうだよね』


ヒ「…家に帰れない事情でも?」


『うっ、、、その通り、、。』




メメに図星を突かれ正直に答える


さすがに姉が魔関署にいて家宅捜索で帰れないことまでは言えないし

この後の返答しどうしようかと迷っていると

メメは一瞬考えて口を開いた



ヒ「まぁ、別に話したくないなら話さなくていいけど

それなら、教師寮に泊まってけば?」


『…へ?、えっ!?』


ヒ「まだ空き部屋ならあるだろうし。

オトンジャさんに頼めば、一時的に貸してもらえるんじゃない?」



なかったら私の部屋に泊まればいいし、とメメは続ける


いやそれはさすがに申し訳ないと断ろうとしたら

「この話に乗るか、さっきの彼との話を詳しく話すかどっちがいい?」

と交換条件まで出されてしまい、素直に教師寮についていくことにした






教師寮について管理人室に行きノックする

さっきまで閉じていた窓がお店みたいに上に開いた




ダ「いらっしゃいませ〜!」


ヒ「げ。」



なんでアンタがこんなところに、とメメは顔をしかめる




オ「お疲れ様ですんじゃ!」


ヒ「オトンジャさん、お疲れ様です。

ちょっと話がありまして、、、この悪魔(ヒト)邪魔なんですが」



彼女はダリ先生を指す



ダ「ははっ、ひどいな〜、、ってあれ、ナル先生?

平日の夜遅くに来るなんて珍しいね?」


『すみません、こんな時間に』




管理人のオトンジャさんに挨拶して軽く事情を話す

オトンジャさんは驚き焦りながらも部屋を確認してくれた

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作者名:らむねるねるね | 作成日時:2023年1月25日 22時

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