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天罰 ページ30

『長い間お時間取らせてしまいすみませんでした、

何かあったらまた来ますので!』


バ「うん、、いや、僕の方こそごめんね

あまりの衝撃に、話を長引かせてしまったよ、、」



でもほんとに危ないんだからね、と最後まで釘を刺される


かわいくて優しい悪魔(ヒト)だなぁとつい笑うと

笑ってる場合じゃないんだからね!?とさらに言われてしまった


そういえば私も入間君に同じこと思ったなあなんて

立場が変わったデジャヴにびっくりした


魔茶おいしかったです、と最後に伝えて部屋から出る


すっかり遅くなってしまった、急いで戻らないと


私は急いで総務室へ足を運ばせた



−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


総務室に戻ると、


そこには明らかに不機嫌なご様子のメメがいた



『…、ごめん、遅くなりました、、、』


ヒ「、、連絡しろって、さっき言ったはずだけど????」


『ヒィ、、ごめんなさい、、、。』





今日一日でいろいろありすぎてつい、と


彼女に伝えると悟られたようにため息をつかれた





ヒ「、、今日の仕事は終わり。

私も帰るから、ナルも帰るよ」


『えっ、でも私今日、あんまり仕事できてな、』


ヒ「いいから。大体締め切り近いものは午前中に全部ナルがやっただろ」




そう言って総務室の鍵を指でくるくると回す


今日はハプニングも多かったし、仕方ないかと

まだ仕事脳な自分を抑えてメメと一緒に部屋を出た


部屋の外からかちゃりと施錠する


そこから校外に出るために、職員室前を通るのだが

ドアの前を通ろうとした瞬間、そこからダリ先生が出てきた


ダ「お、今終わり?グッドタイミング〜!」


ヒ「げっ、、、。」


『あはは、、ダリ先生、お疲れ様です。

もしかしてダリ先生も今あがりですか?』


「そうだよ〜!」と元気よく返事をするダリ先生


そんなダリ先生にメメはあからさまに嫌そうな対応を取った


でも今日の朝話しかけられた時みたいに猫耳は垂れておらず

本当に嫌がっているわけではなさそうだ





ダ「ね、オリアス先生!」


『…ぇっ、、、』



次に職員室から出てきたのはオズだった


今日の出来事を思い返して、気まずくなる


あぁ、そういえば彼から逃げ出してきてしまったんだったと



そんな私に気づいた彼が、近づいてきて耳元でこそっと呟いた






オ「__俺から逃げれるなんて、思わないでね」

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作者名:らむねるねるね | 作成日時:2023年1月25日 22時

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