【魔入間】アンラッキーを添えて【オリアス・オズワール】 (ページ29)

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空想生物学準備室ページ29

『バラム先生、いらっしゃいますかぁああ！？！？！？』

バ「うわぁあ！！び、びっくりした！どうしたの！？」

全力でノックもせずに空想生物学準備室の扉を開ける

バラム先生は驚いた様子で、こちらを凝視している

さすがにノックもしずに開けてしまったことを

申し訳なく思い最初に謝罪すると

大丈夫だよ、それより何かあったの？とややしく微笑まれた

ついでに「少し顔赤くない？魔茶だそうか？」と

変に気を使わせてしまった

『…入間君のことで、お話がありまして』

バ「…え？」

バラム先生から魔茶をもらい、どうぞと言われた席について話す

静かに、落ち着いた声で話したが、

話題が話題だからかやはり少し困惑させてしまったようだ

『バラム先生は、知っていますよね？人間だって』

バ「…つまりは、何が言いたいのかな」

バラム先生にそう聞くと、ピシッと空気が張り詰めた

下手に意見すると首をはねられかねないようなそんな殺意

それを感じて、恐怖と同時に安心した

(、、、あぁ、良かった。

バラム先生は、間違いなく入間君の味方だ)

バラム先生は、入間君を守るためにこの殺意を出しているのだ

私が彼の秘密を知って、彼に何かしようものなら

自分が相手になるよと、そういう牽制を、私にしているのだ

『大丈夫です、バラム先生。

私も彼と同じ、人間の血が混じっているので。』

バ「、、、、え？」

『だから、安心してください。

私は彼のみかｔ、、ってバラム先生ぃい！？！？！？』

ガタンと大きな音を立てて椅子から転げ落ちたバラム先生に

意味が分からず心配して近づいて手を伸ばす

すると今度は大声をあげて、

私から距離を取って奥まで逃げて行ってしまった

『え？なんで？、、え？』

バ「き、君たちねぇ！！危機管理がなってなさすぎるよ！」

「いいかい、僕は悪魔なんだよ！？君たちは希少生物で＿＿」と

長々とはじまってしまった説教を聞きながら考える

あぁうん、この悪魔(ヒト)ならほんとに大丈夫そうだわ、と

ながーい説教をひとしきり聞き終わったところで

ちゃんと自分の説明もする

半分は人間だが、半分は悪魔のため魔力も使えること

人間界からやってきて数年たっていて、だいぶ慣れていること

それらほぼすべてをバラム先生に伝えた

それから、入間君についてのことを。

今後の話を二人で固めていった