鬱病の子供達。【d!】【男主】

ぱちぱち。 ページ3

止めた方がいいよね。

でも。

gr「ゾム！やめた方がええ！」

os「止めろや！お前はチャンスを逃そうとしてるんやで！」

zm「ええもん！どうせお前も俺らを裏切るんやろ！？」

rb「裏切る…？」

zm「せや！こんな奴！俺が見た中で1番やばい奴や！」

『ゾムくん…』

sya「Aさん…」

kn「…っ…」

『そんな事しないから…』

zm「なんや？そんなみっともない顔して！本当に裏切ろうとしてたんか？なぁ！？」

みっともない。

どっかで聞いたことのある言葉。

そうだ。

俺が孤児院で言われた言葉だ。

『…なさい…』

tn「Aさん？どしたん？」

『ごめんなさい…俺のせいです…謝るので…許してください…っ…』

zm「A…？」

『！…間違えた…ごめん…とにかくそこから降りて…！』

zm「A、なんかあったん？」

『何もない…』

ゾムくんは窓にかけていた足を下ろして俺の方に来た。

zm「しゃがんで？」

『…わかった。』

しゃがみ込むと暖かいものが俺を包んでいた。

zm「大丈夫やから」

『ゾムくん…？』

俺はゾムくんに抱きしめられていた。

自然と暖かい雨のようなものが俺の目から出て来た。

gr「なんだ…抱きしめて欲しかったのか。」

tn「そう言うことか！」

みんなが俺を抱きしめてくれた。

暖かい。

とっても。

『あったかいなぁ…』

そこから記憶が飛んだ。

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