Story 6 〜悪因〜 ページ7
「扱いが全然違ーーう!!」
夕日の中には5人の兄弟。そしてそれを背景に叫ぶ俺。
何でいつも俺はこんな扱いなんだ?
少なくとも俺は兄弟を傷付けたことはないし、何もしてない。
なのに俺だけ何故?
おそ松兄さんはよく俺の財布から札を抜き取るし、チョロ松は俺の存在意義を聞いてきたし、
一松は「クソ松」と罵り殴ってくるし、十四松はよく俺に怪我をさせているし、
トド松は俺のことを「イッタイよねー」と言ってくるし。
………俺は必要無いのだろうか。
………変わろう。心の底からそう思えた。もうあんな事して欲しく無いし。
ちょっとした意趣返し。
今まで俺はその仕打ちに耐えてきたのだからこれぐらいどうって事無いよな?
むしろ今まで耐えてきた俺に喝采を贈りたいぐらいだ。
因果応報。悪い事はそのまま帰ってくる。
さあ、「松野カラ松の復讐劇」の幕開けだ!
しかし俺一人では到底あのクソ兄弟には勝てやしない。だから
「俺の願いを聞いてくれないか?××××に××したいんだ」神様に願った。頼む。出てきてくれ。
「ん〜?俺は全然良いけど?でもその代わり今度日本酒持ってきてよ」
「おい。僕も問題ないけど、何かあったの?」
「別にいいけど……」
「いいよー!何?野球?」
「野球じゃないよ『十姉妹兄さん』。僕も予定無いから大丈夫だよ〜」
と返してくれた。これで協力は得られた。
さあブラザーたち、覚悟しとけよ?
「なあ、皆は誰にする?」
「僕はあのピンクかな。服に着せられている感凄いしなんか腹立つ」
「僕ねー黄色い人が良い!野球付き合ってくれそうだし!」
「俺は紫かな。……ヒヒッ自分よりクズな人間初めて見たし……」
「僕は緑かな、彼も人のこと言えないぐらいのクズだよ。多分アイツが一番タチ悪いと思うよ」
「皆大体予想通りだな!ま、俺はあの赤色ですけどー。
カリレジェ?なれるわけ無いじゃんあんなの……っと来たじゃん、遅いよ『唐松』」
「すまない、少々色々あったもんでな。で、何の話をしていたんだ?」
「いや〜実は頼み事されちゃって?んで、その為の作戦会議…みたいな?」
「…そうか。だったら俺も協力しよう。久し振りに腕が鳴るな」
「そうと決まれば早速情報を集めようとするか。情報は多い方が良いしな!」
「だったら僕に任せて!出来るだけ早く集めてくるよ!」
さあ、カラ松の兄弟サン、これからどうするの?
傷付けた覚悟は出来てるでしょうねえ?
(長くなってすいません!)
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「K色」 - ごめん2回送った (2016年11月19日 10時) (レス) id: a2965defae (このIDを非表示/違反報告)
「K色」 - だんだん面白くなってキターー (2016年11月19日 10時) (レス) id: a2965defae (このIDを非表示/違反報告)
「K色」 - だんだん面白くなってキターー (2016年11月19日 10時) (レス) id: a2965defae (このIDを非表示/違反報告)
天狗の面 - 「K色」さん» マジっすか?読みマッスル! (2016年11月16日 7時) (レス) id: 253f033a60 (このIDを非表示/違反報告)
「K色」 - それと俺も小説を少し投稿してみたお (2016年11月15日 21時) (レス) id: a2965defae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かーみん | 作成日時:2016年11月4日 22時