Story 26 〜出発〜 ページ28
赤塚神社。其処は古くから建てられており、年季が入っているのも此処最近手入れがされていない事もあり柱と塗装は所々ボロボロだった。そんな所に同じ顔をした成人男性が五人。一人は桃色、此奴ジムに通っている癖に体力そのものは無いようだ。一人は黄色、此奴は体力が有り余っているのだろうか、終始笑顔だ。一人は紫色、此奴は最早死にかけている、日頃の運動不足だと思う。一人は緑色、此奴も体力ねえな、仮にもドルオタだろうか。そして最後の一人の赤色、此奴は最早執念で此処まで来ている、正直其処等の不良よりオーラが黒い。殺気が漏れ出ていて近寄るのも避けられる。
そんな彼等に共通しているのは、『カラ松を見つけてブン殴る』と云う事だった。
悪いのはカラ松。自分達は何も悪く無い。
俺達は六人で一つだろ?何勝手に離れてんだよ。
本当は寂しいんだろ?だから戻って来いよ、カラ松。
本当に何時になったら気付くのやら。
さて果て、此奴等は何時気付くのやら、自らが犯した過ちに。
閑話休題。
そしてそのカラ松は今赤塚神社にいる。膝の上には狐と狼、其処を守る様にして羊と猫と犬と兎の縫いぐるみが置かれていた。御粗松曰く
「あのなぁ……。神様がいきなり現れて説教しても此方の方が分が悪いだろ?
其れに彼奴等の事だ、シラを切るに決まってる、だから現行犯で捕まえて其処から説教すれば良くね?其の方が千代路松達も怒りをぶつけられるし」
だそうだ。最早此の人カラ松よりもキレている。人と云う表現を使ったが此れでも一応神である。此れでもい、ち、お、う、神である。大事な事は二回言うものだ、多分。其れは他の神達もだった。
何故縫いぐるみなのかと云うとカラ松が意外に裁縫が得意だったからだ。
此れなら可愛い物(In椴松)も作れるし格好良い物(In唐松)も作れる、御粗松の縫いぐるみだけは若干雑だが「酷い!」、まあ其れ以外は神達の要望に合わせて作られたので何の心配も無い事なのだが。
さあさあ、幕は開かれた。
其処に待つのはHappy End?其れともBad End?
其れを選ぶのは兄弟次第_____。
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「K色」 - ごめん2回送った (2016年11月19日 10時) (レス) id: a2965defae (このIDを非表示/違反報告)
「K色」 - だんだん面白くなってキターー (2016年11月19日 10時) (レス) id: a2965defae (このIDを非表示/違反報告)
「K色」 - だんだん面白くなってキターー (2016年11月19日 10時) (レス) id: a2965defae (このIDを非表示/違反報告)
天狗の面 - 「K色」さん» マジっすか?読みマッスル! (2016年11月16日 7時) (レス) id: 253f033a60 (このIDを非表示/違反報告)
「K色」 - それと俺も小説を少し投稿してみたお (2016年11月15日 21時) (レス) id: a2965defae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かーみん | 作成日時:2016年11月4日 22時