僕らの因果応報

Story 22 〜雷撃〜 ページ23

天気は気紛れだ。其れこそ猫の様に目紛しく変化し、人を翻弄する。時に人は感謝をし、時に人に被害を及ぼす。天気自体は如何にも出来ない、だから人は雨の時に誰しもが入れる家を創り、冷たく降り注ぐ雨を防ぎ、自らの身体を守る。
人は智慧を振り絞って様々な物をを創り出した。然し其れは同時に自然を破壊に導いているとも知らずに。そういえば今日は一日中雨が降っていた。

其の様子、此れから起こる雷撃に似ていると密かに思った。

「たはー、いつ見ても人って面白いものを作ってますなー！便利になる物、人を一瞬で殺せる物…
色んな意味で凄いよね！でも何で人って争いを止め無いのだろう？いっつも誰かを殺してる。平和がやっと来た！…と思ったらすぐまた争いが始まっちゃうし？一寸其処だけは人間って分っかん無いよね、不思議だよね？今迄は見逃して来たけど最近は自然がどんどん壊されているのがちょっとなー。
僕あんまり人を虐めるの好きじゃ無いんだけどなー、でもまあ、いっか！
元はと言えばそんな事したのが悪いんだから、如何って事無いよね？君等は反則をしちゃったから僕等は敢えて正論で行こうかなぁ、其の方が寧ろ効くかも！」

長々話しちゃってゴメンねー？
でも何も知らない十四松も悪いんだからね？覚悟してね？

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