Story 17 〜被害〜 ページ18
一松side
あんな事した所為で、クソ松は帰ってこないのか?
あんなの何時もの事……って言いたいけれど、全然普通じゃ無い。確かにウザイ所はあったし意味不なことも言っていた。でも俺に唯一「信じている」と言ってくれたのはアイツだけだった。
なのに俺はソイツを……取り返しのつかない事にしてしまった。
長年碌に働いていない頭が回る。クソま…いや、カラ松に何をしたか。どの位の傷を負わせてしまったか。……そして、謝れるか。
今の俺は天邪鬼だから……。エスパーニャンコにでも代弁して貰わない限り素直に話せない。
アイツみたいに素直になれたらって、どれだけ思ったか。
猫の骨を見た時の事は正直あまり思い出したく無い。夢だと信じたい。でも現実は非情だ。
あれから幾ら路地裏に行っても猫の子一匹見かけない。見かけたとしてもまるで怯えられているかの様に逃げて行く。其れが俺にとって苦痛だった。
『申し訳無いと思っていてもきっと僕は殴って、暴言吐いてしまうと思うから
いっそのこといなくなった方がいいのかな………』
「フッ、他の兄弟も充分過ぎるぐらい如何かと思うが、此れは想像以上だぞ………。
一体どうしたらそうなるんだ?
此奴だけには一応前座として骨を置かせて貰ったが、其れよりも恐ろしい物を見ないと駄目だな
所でふと気になったのだが、いつから此処にいる、『十姉妹』」
「ん?えーっとねえ…どれだけ愚か…ぐらいからかな!」
「殆ど最初からじゃないか……。で、此奴等の復讐は如何するんだ?」
「それぞれ似てる人を相手にするって『御粗松兄さん』が言ってたよ!」
「フッ……いよいよか」
懺悔はもう遅い、御前等は道を間違えた。
今迄のを一気に精算して貰うからな、俺に似ているブラザー達?
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「K色」 - ごめん2回送った (2016年11月19日 10時) (レス) id: a2965defae (このIDを非表示/違反報告)
「K色」 - だんだん面白くなってキターー (2016年11月19日 10時) (レス) id: a2965defae (このIDを非表示/違反報告)
「K色」 - だんだん面白くなってキターー (2016年11月19日 10時) (レス) id: a2965defae (このIDを非表示/違反報告)
天狗の面 - 「K色」さん» マジっすか?読みマッスル! (2016年11月16日 7時) (レス) id: 253f033a60 (このIDを非表示/違反報告)
「K色」 - それと俺も小説を少し投稿してみたお (2016年11月15日 21時) (レス) id: a2965defae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かーみん | 作成日時:2016年11月4日 22時