【忍たま】のんびり屋の忍たま日常

16話~天才トラパーの二人~ ページ18

綾部喜八郎side




綾部「ふんふーん♪」


貴女「せんぱーい！八先輩！！」




穴堀からの帰り、テッコちゃんを担ぎながら歩いてると前の方から


僕の可愛い可愛い後輩が服だけﾎﾞﾛﾎﾞﾛな姿で歩いてきた






綾部「えっA、どうしたの？その格好」



貴女「小平太先輩といけどんバレーしてました」



綾部「あぁ、だから服だけﾎﾞﾛﾎﾞﾛに」





Aは本当に丈夫って言うか………





綾部「君が幾ら強くて凄いからって無茶はしちゃ駄目だからね？Aは女の子なんだから」



Aのﾌﾜﾌﾜで綺麗な髪を撫でると目を細めて顔を緩ませた





なにこの子超可愛い




ウサギ耳見えてくるんだけど？




忘れてるかどうかわかんないけど普段は穴とか罠とか学園に仕掛けまくったり、毒薬や毒菓子、毒花作りまくってる

暗器を大量に隠し持ってる子なんだよね






綾部「取り敢えず一緒にご飯食べる？」



貴女「あっじゃあ是非」




in食堂



綾部「AはA定食とB定食、どっちにする？」



貴女「えっと……ん？………………豆腐定食で」





………うん、気付いたよ



Aは急に顔を青くして豆腐定食を選択した




理由は明解







兵助「………(《○》言《○》)」ｼﾞｰ








五年い組の久々知兵助先輩が凄い形相でAを見つめているから






鉢屋「兵助、顔怖いぞ？」






食堂のおばちゃんからランチを受け取り適当な席に座る




貴女「おからに揚げ豆腐、高野豆腐、豆腐ハンバーグ、豆腐要り味噌汁………」



綾部「うわぁ」



貴女「豆腐は嫌いじゃないけどここまでくると………おぇ」





………これはこれは






貴女「半助k((ｺﾞﾎﾝｯ……土井先生に今度豆腐禁止令出してもらおうかな」



綾部「うん、そうした方が言いかもね」







豆腐食べる人と火薬委員会の予算の為にも





貴女「あむっ………普通に美味しいのがちょっと腹立ちます」



綾部「頬っぺた栗鼠みたい」







豆腐を入れて膨れた頬っぺたを指でつつく




貴女「あっ八先輩」



綾部「ん？なに？」



貴女「僕、明日の早朝から遠征に行ってきます」


綾部「ふーん………………は？」








えっ………遠征？何それ何時決まったの？




暫くは会えないじゃん、えっ嫌なんだけど






綾部「遠征って何時まで？」


貴女「さぁ？詳しいことはまだ知りません、五年生が知ってると思いますよ」

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