Folge 7 ページ7
ゾム『...あ、この下やで。』
ゾムさんは、鉄格子を外して下へ落ちていった。
ゾム『A、降りられるか？』
『大丈夫...ですっ。』
僕も下へと落ち、着地する。
ゾム『ここや。ペ神〜入るで〜。』
？？『はいはーい。』
ゾムさんが扉を開けると、ツンと薬独特の臭いが鼻をかすめた。
ゾム『こいつ、まぁ訳あって連れてきたんやけど怪我してるんや。手当してくれへん？』
？？『おっけー...って、めっちゃ血ぃ出とるやん...君、そのローブ脱いで待っててくれへん？』
『えっ...』
まずい。
ローブを脱いだら天使だってことがバレてしまう。
この人達、出会ってまだ数分だから信用できないし、もしかしたら【
天使とバレるのは、なんとか避けたい...
ゾム『？どうしたん？はよ脱がな手当出来んで？』
『えっと...いや...ローブは、脱ぎたく、ない...』
？？『でも、それ脱がないと手当出来へんし...ちょっとでええんやけどなぁ...』
やだ、バレたくない。
バレるのが、怖い。
過去のトラウマが、怖い。
[おい見ろよお前ら！天使だぜ？捕まえたら高く売れるなぁ！！]
[本当だ、天使だ...めっちゃ綺麗だな...]
[さっさと取り抑えろ！絶対に逃がすな！]
？？『ちょ、ええ！？』
ゾム『えっ、ちょ、A！？どこ行くん！？』
気がつけば僕は、あの部屋を飛び出して無我夢中で走っていた。
背中に血が滴る感覚も無視して、手が痛いのも無視して、ただ走っていた。
早く、逃げて、殺される前に───！！
そう思った時。
廊下の奥に、僕が探していた親友が見えた気がした。
『────っ！？！？ま、待って！！待って、トントンっ...！！』
トントン、と呼ぶと、歩みを止めて、僕の方を振り向く彼。
僕の方を見るなり、目を見開いて驚いた顔をした。
トン『Aっ！？！？』
あぁ、やっと。
やっと会えた。
走ってる勢いでトントンに抱き着く。
『トントン...とんとんっ...！！会いたかったぁ...！！！』
トン『ちょ、待って！？何でAがここにおるん！？』
『そ、それは...』
ゾム『A！』
『っひ...』
僕は咄嗟にトントンの後ろに隠れる。
ゾム『って、あれ？トントン？』
トン『...お前、Aに何したん...？？』
ゾム『え、なんで怒って...』
トン『何したんかはよ言えや。粛清すんぞ。』
ゾム『ﾋｪｯ...』
やっぱり、トントンは大人になっても変わってないな。
少し、安心した。
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たまごまる - 誤字直し頑張ってください。応援します！ (2019年9月24日 16時) (
レス) id: 2e17c3d309 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀豹(プロフ) - ミシェさん» 誤字チェック、ありがたです...本来は私がしないと行けないんですけどねー...w次からは気をつけます！(｀・ω・´)ゝ (2018年10月28日 18時) (レス) id: d53f981ffe (このIDを非表示/違反報告)
ミシェ(プロフ) - 物理的には無理ですがw全力で精神的に支えます！他に誤字は無さそうですよー^^ (2018年10月28日 15時) (レス) id: 6057cb562d (このIDを非表示/違反報告)
琥珀豹(プロフ) - ミシェさん» ミシェさん、コメントありがとうございます！うわぁぁぁ誤字ぃぃぃぃ！！速球に直させて頂きます！ご指摘ありがとうございます！頑張りますので支えてください(( (2018年10月28日 11時) (レス) id: d53f981ffe (このIDを非表示/違反報告)
ミシェ(プロフ) - 37話誤字発見です。城が白に......朝霧くんも来てるし面白いし......頑張って下さい！ (2018年10月28日 11時) (レス) id: 6057cb562d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琥珀豹 | 作者ホームページ：
作成日時：2018年7月16日 18時
