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中へ入ると、バトルフィールドには誰もいなかった
『...?みんなー?』
辺りをキョロキョロ見渡すが、人の気配がしない
『...ここで待ってたら来るかな...?』
僕は、フィールドの隅っこに座り、じっと待っていた
そしたら、急に瞼が重くなってきた
もう何かをする気分ではないので、自然に身を任せた
気がつくと僕は、真っ黒な闇の中にポツンと立っていた
ほっぺをつねっても痛くないので、これはきっと夢なんだろうと思った
あぁ、こんな空間、つまらないな
早く、覚めてくれないかな
いつもみたいにポケモン達と笑って、みんなと旅をしたいんだ
僕はその場から立ち上がり、ただ闇雲に歩いた
すると、向こうの方に光が見えた
そこへ近づくにつれて視界が白く染まる
気がつけば、目の前には僕より身長の低い女の子がいた
服装は、白くて少し汚れたワンピースを来ている。
その女の子の前には若い男女がいた
男『もうお前は俺たちにとってはいらない存在になった』
女『これからは1人で生きて頂戴。私達はもう貴女の親ではないわ。』
少女『どうして...どうして...?おかあさん...おとうさん...』
少女の目からは涙が流れ出した
左右で瞳の色が違うその少女は、シアンとマゼンタの色の瞳から、大粒の涙を流し続けた
『...幼い頃の僕...?』
僕はただ呆然と少女を見ているだけだった
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九尾狐(プロフ) - 雪にゃんこさん» ありがとうございます!こんな絵でも好きと言ってくれる方がいてくれて嬉しいです!更新、頑張ります!! (2018年2月10日 19時) (レス) id: 7f9aac4d8b (このIDを非表示/違反報告)
雪にゃんこ - 初コメ失礼します。こんばんは?←です。九尾狐さんの絵、とっても好みの画風です!ポケモン達、とてもかわいく描いていて、絵の中のどの子もすきです!九尾狐s、応援しています! (2018年2月10日 19時) (レス) id: 9d6418c99f (このIDを非表示/違反報告)
九尾狐(プロフ) - かのんさん» ありがとうございます!まだ出会ったばっかりなのでまだまだ続く予定ですが...口調が合っていない時などがありますが、その時はご指摘よろしくお願いします! (2017年12月2日 22時) (レス) id: 7f9aac4d8b (このIDを非表示/違反報告)
かのん(プロフ) - きゃーーー!!もうさいっこうに滾ります!!こんなに長く書いてくださるなんて…!続き全力待機してます最高です!! (2017年12月2日 21時) (レス) id: 548f7d0a2b (このIDを非表示/違反報告)
九尾狐(プロフ) - せるるてぃさん» ありがとうございます! (2017年9月30日 19時) (レス) id: 7f9aac4d8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:九尾狐 | 作成日時:2017年4月15日 12時