純血の日本人【HP】 (ページ16)

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朝、談話室に降りてくると、沢山の飾り付けがされている。
そっか、今日はハロウィーンだ。

踵を返して部屋に戻り、キャンディをローブに詰め込んでもう一度階段を降りていく。

ﾊﾘ「ハッピーハロウィーン、A！」

『ハッピーハロウィーン、ハリー。キャンディいる？』

ﾊﾘ「ありがとう！」

うんうん、可愛いねぇ。
こんなんで喜んでくれるならいっぱいあげたくなっちゃう。
でもあげないよ？
悪戯されたくないもんね。

フレッドもジョージもこの日だけは悪戯をするために、学校中を駆け回っている。

1年目は2人についていっていたけど、去年からは付き合いきれなくなっちゃった。
だってリーとも一緒に悪戯するようになってからますますひどいんだもん。

去年のハロウィーンは母様からクッキーを送ってもらって"Trick or Treat"
をしてくる人1人1人に丁寧に渡してあげた。

今年は母様がクッキーを焦がしてしまったのでキャンディで代用になった。

さ、朝食食べに行こ。

大広間につくとすでに生徒の大半が席についていた。
グリフィンドールの机にはフレッドとジョージもいたので傍まで歩いていった。

『Trick or Treat！』

ジョージの隣に座りながら2人に声をかける。

その言葉を聞いて2人のポケットからでてきたのは、チョコレート！
私は甘いものが大好物で、そのなかでもチョコレートが1番好きなのだ。

それに加え、ジョージは皿にパイを取り分けてくれた。

『ありがとう』

ｼﾞｮ「1つでいいでしょ？
あとはかぼちゃジュース？」

『うん、さすがジョージ』

ﾌﾚ「俺もお菓子あげたんだけど～？」

『フレッドもありがとう』