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19.無意識的言動 ページ19

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「…あれ、二人とも?おーい。」

なぜかぼけーと放心状態の二人の前で手をぶんぶん振るも反応なし。
唯一分かるのはほんの少しだけ真っ赤になった耳のみ。

どうしたんだろう、と首を傾げていると深い溜息と共に静かにしゃがみこむ二人に驚き。


「……これだから天然は…。」
「この時ばっかりは兄貴と同意見だ。」

「へ、私何かしたかな?」



ばっ、と上を向かれ私のきょとんとした顔を見ると再び下を向いて深い溜息を吐き出され遂には私まで困り顔。

次の瞬間思いもよらない速度で立ち上がってはおそ松くんに「いーから、行くよ。」と手を引かれ慌ててそのあとをカラ松くんが追いかけてきた。



「おそまぁ〜つ?それは卑怯じゃないか?ンン〜?」

「るっせぇな、早いもん勝ちだよこういうのは!」


べー、と舌を出しながらもなぜかドヤ顔のおそ松くんと不満そうに頬を膨らませるカラ松くん。

その子供らしい会話の内容にくすくす笑みを落としてしまう。



すると二人ともこっちを向いて「「笑うな!」」と大声で叫ぶ。
さすがは六つ子のシンクロ率。





今度は違う手に温もり一つ。カラ松くんがおそ松くんの掴んだ手とは反対の手をぎゅう、と握り締めたのだ。



「…ごめん、手汗とか…大丈夫?」

「ああ、大丈夫だ。」

「ちょっとちょっと〜!?俺の時にはなんも言わなかったのにカラ松の時だけ初々しい反応するのずーるーいー!!」

「だっておそ松くん、隙あれば私の手握ってくるじゃん。」




じたばたと暴れ始めたおそ松くんをちらり見やっては一言爆弾を落とす。
すると、返す言葉も見つからないようで言葉を詰まらせたおそ松くんはどうやら拗ねてしまった様子。

その様子を見かねた私はおそ松くんの手をちょっとだけ力強くぎゅう、と握ってやった。



すると、嬉しそうに頬を緩ませて手を見るおそ松くんが。





「もう、子供なんだから。」

「素敵な婿だの子供だの…コロコロ変えてくんのやめてくんない…?心臓がきゅってなる…。」

「あはは、ごめんごめん。」

「む…俺を無視しないでくれA。」

「今日は二人とも何か朝から変だね。…まあ、いつもこんな感じか。」





一人納得したように呟くけれども今日の二人は何となくいつもの様子とは違う。

近づいてきた自宅に再度飛び交う二つの溜息。





「……やっぱり、無自覚って怖ぇわ。」
「本当、そうだよなぁ…俺らの気も知らないで。」







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あお - 私の癒やしがここにあるんだ…(確信) (2018年3月2日 23時) (レス) id: 7457b0c918 (このIDを非表示/違反報告)
はな - とても続きが気になります!!!!!更新頑張ってください! (2018年2月10日 20時) (レス) id: 6a5c9f5935 (このIDを非表示/違反報告)
来夢*゚(プロフ) - 京松(ちかまつ)さん» こんばんは!初めまして来夢です〜!見てくれた貴方様が私も大好きです!(調子に乗るな)応援ありがとうございます〜共々頑張っていきますのでどうぞこれからもよしなに! (2018年2月7日 20時) (レス) id: 522dbc585e (このIDを非表示/違反報告)
京松(ちかまつ) - ああああああ!続き!続きが気にナルゥゥ! とってもすてきでしたぁぁぁ!もう好きです!大好きです!応援してます! (2018年2月7日 15時) (レス) id: 6a90a73a4a (このIDを非表示/違反報告)
あお - はい!頑張って下さい!応援してます! (2018年2月5日 19時) (レス) id: 7457b0c918 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:来夢*゚and すずね x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/  
作成日時:2018年1月30日 19時

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