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8話 ページ9

Aside

そ「萌のこと嫌い?」

「...正直、嫌いです。そらるさんを騙しているから。そらるさんは信じないと思いますが。
萌さんは可愛いし、優しそうだし。小柄で可愛くて完璧な女の子だと思います。
トイレで話を聞いたあと、レジで目が合って微笑まれた時も可愛いと思ってしまいました。」

そ「...」

「もちろんそらるさんは彼女さんのことを信じると思います。私はただのファンですし、でも、どうにかしてそらるさんを守りたいんです。
...お願いだから...信じてくださいっ...」

目が涙でぼやけるが必死に抑える。

そ「...ごめん。信じられない。実はここに来る前、萌にも聞いたんだ。でも、そんなこと言ってないって。」

「...ははっ...ですよね。...それでは!」

守れないのかな。
そりゃ信じないよ。
悔しくて、悔しくて、どうしたらいいのかも分からなくて、私は店を出た。

まさかあの人が聞いていたとも知らずに。

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作者名:桜のsizk | 作成日時:2017年11月26日 11時

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