25話 ページ26
Aside
アリーナの最前列。
そらるさんの顔も、まふくんの顔も良く見える。
まふくんがこっちを向いてうなずく。
きっと...大丈夫。
そらるが会場全体に手を振る。
一瞬目が合った気がした。
ライブが始まり、二人の曲、ソロ曲、二人とも素晴らしかった。
終盤に入り、まふくんのソロ曲がおわり、そらるさんのシャルルが流れる。
もうすぐライブが終わる。
もしかしたらころすことを諦めたのかもしれない。
感動で涙が流れる。
いつ聞いてもどんな状況でも感動する。
涙が零れないように上をむく。
そのとき、ユラユラと不自然に揺れる機材が見えた。
...あれだ!
私はスタッフに止められながらも柵を越えて舞台に上がってそらるさんに突進する。
バランスをくずしたそらるさんはそのまま後ろに尻餅をつく。
その瞬間私の足に痛みが走った。
私は意識を手放した。
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まふまふside
もしかしたらこのまま終われるかも。そんなことを考えた次の瞬間。
舞台にAさんがあがってくる。
柵を超えて。
Aさんはおもいっきりそらるさんに突進した。
後ろに尻餅をつくそらるさん。
その瞬間Aさんの足の上に何かが落ちた。
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作者名:桜のsizk | 作成日時:2017年11月26日 11時