人類最強が愛した人は私じゃない (ページ28)

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第二十八話エデンズ村ⅲ ページ28

一瞬で兵士たちはあの巨人に殺された。

残りは私だけ。

｢なんで…こんな…。ふざけんなよ。｣

黒髪の巨人｢ユカイダナ。イッシュンデシンデシマウ｣

私は黙ったまま巨人を見た。

巨人が喋った…。

こいつ…っ！！！

｢お前…誰だよその中にいるのは誰だ！！！｣

黒髪の巨人｢オマエモ、カンタン二シヌンダロ。ツマラナイナー｣

話を無視してブツブツと喋り出す巨人。

この巨人が他の巨人を呼び出し…

まさか…

｢お前…私の妹を殺した…｣

黒髪の巨人｢イモウト？…アア、サンッテイッテタナ。｣

なんで名前…

黒髪の巨人｢オレガクイチギッテヤッタヨ｣

体の底から熱いものを感じた。

こいつぶっ殺す！！！！！

黒髪の巨人｢ナニソノメ。コワイ、コワイナー｣

｢お前許さない。｣

黒髪の巨人｢！！！！？｣

巨人の後ろへ回りうなじに向って刃を向ける。

黒髪の巨人((コイツ、ハヤイ…))

しかし、黒髪の巨人巨人は腕を振り下ろしてきた。

私は避けることができたが、またうなじから離れてしまった。

｢お前は私を本気で怒らせた…生きて帰れると思うなよここで死ね。｣

黒髪の巨人｢ワタシガ、ヤラレルトオモウナ。｣

巨人は両手で私に向って振り下ろしてきた。

その振り下ろしてきた腕を利用し腕を駆けていく。

そして右目を削ぐ。

黒髪の巨人｢！！！！！｣

そして、一瞬にて左目も削ぐ。

巨人は何も見えず右手でうなじを守る。

その行動をとった瞬間に

両足の首筋を削ぐ。

関節を1つずつ削いでいき巨人は座り込んでしまった。

｢相手が悪かったな…｣

私はその巨人の口を削いだ。

これで喋れなくなり他の巨人を呼ぶことも出来ない。

｢その背中の中に一体誰がいるんだろうか…苦しんで死ぬように努力するよ｣

黒髪の巨人｢ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ｣

｢うるさ…｣

待って…黒い影。

私の背後に…

巨人｢ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ｣

上を見上げたら巨人は口を大きく開けて襲いかかってきた。

やばい！！！！！

私はなんとか避けることができた…が。

今の巨人は私を食おうとしたんじゃない。

黒髪の巨人だった。

黒髪の巨人｢イヤーアブナカッタ。イッタンニゲルゾ。コイツハキケン。｣

巨人は黒髪の巨人(中身だが見えない口の中だから)

に言われ走り出した。