第十八話 兵長の想い ページ20
ハンジsaid
コンコン_
ハ「A〜入るよ」
部屋に入るとベットで眠っているAと
椅子に腰掛けAを見つめているリヴァイの姿があった。
ハ「あれ?なんでリヴァイがここに?」
リ「いろいろあってな。」
Aの顔は泣いたような目元が腫れていた。
また…か。
ハ「リヴァイも大変だね〜」
リヴァイは黙ったままAを見つめている。
ほんとこの二人はすれ違ってばかりだ。
思ったことを素直に言えずお互い誤解したままで。
特にAは自分の本当の心を閉ざし、
偽きった笑顔で変わりなく接しているが
ずっと一緒にいた私やエルヴィン、それに
リヴァイは気づいているよ。
ハ「なぁリヴァイ。Aをどうしたい?」
リ「お前には関係ないだろ。用がないならさっさと出ろ」
ハ「関係あるから言ってるんだ」
私はAの親友。
リ「ちっ…。サンの願いを叶える。それだけのこともういいだろ」
『リヴァイとサンが海を見るという約束を叶えるために私は何でもするさ!!』
A…。
ハ「リヴァイはAのことどう思ってるんだよ…サンのことばかりでさ。Aの夢は…!」
あっこれ以上言ってしまってはだめだ。
だめなのに。。。
ハ「Aはリヴァイとサンの約束を果たそうと…でもその夢は終わった。」
リ「約束…」
リヴァイはハッと驚いた顔をした。
そして、Aの頬に触れる。
リ「お前は本当に妹想いの…だからあの時1人で」
ハ「悪い。本当はこのことAに止められてるんだ。」
リ「安心しろ。Aには言わない」
本当にリヴァイはサンのことが好きなのか。
たまに思うんだ。
リヴァイが本当に好きなのはAなんじゃないかって。
だから腹が立つんだよ。
サンのことばかり言うわりには必ずAの傍にいるんだ。
本当の気持ちが知りたい。
ハ「これ以上Aを苦しめたくないんだが…。
なぁ、リヴァイ。リヴァイはAのことどう思っているんだ?」
リヴァイは私を見てこう言った。
リ「大切な仲間だ」
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作者名:雷音 | 作成日時:2016年6月29日 20時