検索窓
今日:30 hit、昨日:37 hit、合計:1,329,205 hit

butler.12 ページ12

崇「おはようございます」



「…おはよう」




起こしに来るの、今日は別の人かと期待したけど、いつも通り目の前には、崇裕の顔。



…何か私、昨日から変。



崇裕の顔を、まともに見れない。




崇「お嬢様?熱でも──」




布団を目の下まで引き上げてフリーズしてると、崇裕が何を勘違いしたか、顔を近付けてきた。




「っ…、だ、大丈夫だから!」



崇「汐里、ストップ」




布団を跳ね除け、起き上がろうとした私を引き止めた崇裕。




崇「…ほんまに、熱あるで」



「は…?別に、しんどくないけど…」




冗談、と笑って立ち上がって───



…目の前には、崇裕の胸。




「…っ、あれ…?」



崇「あっぶね…」




どうやら立ちくらみを起こしたらしく。



今、崇裕に抱きしめられてる…?




「っ…!?」



崇「ぅわ、暴れたらあかんて。大人しくしとき」




強制的に、ベッドに逆戻り。



待ってて、と言い残して出ていった崇裕は、しばらくして戻ってきた。



両手に荷物を持ち、同じく両手が塞がった智洋を連れて。




智「風邪ー?とりあえず、熱測って」



崇「冷えピタ。はい、目ぇ閉じてー」




訳が分からないまま、あれよあれよと指示されて数分。



…風邪でした。




智「ストレスが原因かも。…何か、あった?」



崇「昨日、淳太に勉強教わってたんも、何か関係してるん?」



「気のせいだって。多分、新しい家に来たからじゃない?」




すぐ良くなるからと、早々に2人を追い出した。



…あいつらの事かな、ストレスの原因。



思い出すだけでも、頭が痛い。



2日後からの1週間、どうしようかと悩みながら、眠りに落ちた。

butler.13→←butler.11



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (738 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2036人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

なななお - 今更!?って感じなんですが今日から読ませていただきます(^^) (2021年1月19日 17時) (レス) id: 19a2f5ad1d (このIDを非表示/違反報告)
mhygkj1101(プロフ) - 一波さん» 楽しみにしてて下さい!(笑) (2018年5月9日 23時) (レス) id: d0b6e37a2e (このIDを非表示/違反報告)
一波(プロフ) - これからも楽しみにしてます!! (2018年5月9日 23時) (レス) id: 42ea6c0922 (このIDを非表示/違反報告)
mhygkj1101(プロフ) - 一波さん» 一波さんのツボにぴったりはまって良かったです! (2018年5月9日 23時) (レス) id: d0b6e37a2e (このIDを非表示/違反報告)
一波(プロフ) - そうなんですね!私もなんです!だから、作者さんの書くはまちゃんはこんなに私のドストライクなんですね! (2018年5月9日 23時) (レス) id: 42ea6c0922 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:DAJTRTN-# | 作成日時:2017年4月16日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。