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静まった空気を破ったのは小百合さんだった。
小「私達も詳しいことは分からないの。でも話したいことはあるわ、だからお店を閉めた後また来てくれるかしら」
営業中だったことを思い出し申し訳なくなる
新「すいません、またあとで来ますね」
いつものように3人並んで道を歩く
ただ、1つ違うのは誰も喋らないこと。
今、僕達が分かっているのはAさんが団子屋を
やめたことだけ。
ということは、また会えるかもしれない。
そんな考えは数時間後に打ち砕かれることになる。
__
午後6時、2度目の訪問。
お客さんはもう帰っていて、バイトの人が丁度帰る
ところだった
「あれ、昼間の...」
説明しようとすると店の奥から
小「私の客だよ。さぁ、暗くなる前に帰りな」
「あ、はい!さようなら!」
僕達にもお辞儀をして去っていった
小「ほら、入りな」
暖簾をくぐる彼女に続いて店に入る
足の短い机の置かれた畳に並んで座り、机を挟んで
小百合さんと旦那さんが座る
小「何から言おうかしらね...言えたらで良いんだけど
別れた理由、教えてほしい。」
そう言われ、僕達がAさんの浮気現場を見たこと
一方的にあの人を突き放したこと
それが勘違いだったこと
全て話した。
小「...そっか、話してくれてありがとう」
2人は僕達を責めたりしなかった
娘のように大事にしていた人を傷付けた僕達を母親の
ような、でも悲しそうな顔でお礼を言うのだ。
僕達のせいで大事な人を、その周りの人まで
傷付けてしまった。
なんて馬鹿な事をしたんだろう。
小「じゃあ、本題に入るね。あの子の居場所は私達も
分からないの」
健「ただ、かぶき町にいないのは確かだな」
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わか(プロフ) - なんぱんさん» こちらこそ読んでくださってるなんて驚きでしたありがとうございます(TT)(TT) (2020年7月20日 18時) (レス) id: 680e3bc541 (このIDを非表示/違反報告)
なんぱん(プロフ) - 書かせてもらっております!笑 読んで下さっている事にビックリしすぎて胸が締め付けられました泣← ありがとうございます...!(号泣 (2020年7月20日 17時) (レス) id: e422bd51e5 (このIDを非表示/違反報告)
わか(プロフ) - なんぱんさん» あぁぁぁありがとうございます(TT)っていうかなんぱんさんって「嫌いだよ、銀時」書いてる方ですよね!??いつも読んでます、更新頑張ってください!!!笑 (2020年7月20日 17時) (レス) id: 680e3bc541 (このIDを非表示/違反報告)
なんぱん(プロフ) - わかさんーー!ここまで執筆お疲れ様でした!後編も楽しみにしてます...! 毎回、次の言葉をドキドキしながらスクロールさせてもらってます(( 勿論評価は1番右です(親指グッ (2020年7月20日 16時) (レス) id: e422bd51e5 (このIDを非表示/違反報告)
わか(プロフ) - ゆらゆらさん» 1番だなんて...!ありがとうございます(TT) (2020年7月19日 22時) (レス) id: 680e3bc541 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:わか | 作成日時:2020年6月8日 20時