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159(+おまけ) ページ23

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降「?」

ラーメン屋を出て駐車場に向かっている最中

Aの歩くペースが遅くなった

足を止めAを見ると

目を擦りながらふらふらしている




降「A?どうした?」

すぐに降谷はAに近寄る



降「眠いのか?」
「…う…ん…眠…い…」
降「…!」

するとぽすんと降谷の胸に倒れてきた

驚いてAを支え顔を覗き込むと

小さな寝息をたて眠っていた



降「(強力な魔法を使った反動…か…?)」

いきなりの事に焦ったが眠っているだけの様子にホッとしながらAを抱き抱える



降「…」


“命を落とす可能性”


聞いた時にはそんな可能性があるという事実に内心動揺していたが

あれだけの威力の魔法を使えるのならこの世界で多少の魔法を使用してもその可能性は限りなく低いのかもしれない

そう降谷は考えていた


しかしAが発した


“威力どうこうの問題じゃない”と


ぽそりと落とされたその言葉に


他に何か危惧するべきものがあるのかと


降谷は胸に


不安を感じていた
















おまけ






「零お兄さん朝ご飯出来たよー!」

制服の上にエプロンを着たAが呼んでくる

朝は早く起きる方(僕の割合が多い)が食事を作り夜は早く帰る方(Aの割合が多い)が作る

今日は同じくらいの時間に起きたがAの方が時間に余裕があるからと朝食を用意してくれていた



降「洋食か
美味しそうだな」

テーブルの上にはベーコンにオムレツにトースト

プチトマトの入ったサラダにミルクスープ

フルーツの入ったヨーグルトが並んでいた


椅子に座り二人一緒に手を合わせ“いただきます”をする



降「うん やっぱり美味いな」
「ふふっ!」

僕の言葉に嬉しそうに笑うAはいいお嫁さんになると思う

本当にどこに嫁に出しても恥ずかしくな…

いやふざけんな誰が嫁になんか出すか






[昨夜 竜巻が発生しました
住民に被害はありませんでしたが
気象庁はこの件について詳しく調べ…]




降「!」

テレビから流れてきたニュースに手を止めた

視聴者が提供したらしい動画が映し出されている



降「…」

…うん 昨日の来葉峠でAが使った魔法だ

…威力凄まじいなこの発生元に僕達いたのか





「へー他の場所でも竜巻起こってたんだ」

“被害無くて良かったね”と苺のジャムがたっぷり乗っかったトーストを頬張るA

いやどう考えてもお前の仕業だろという突っ込みはスープと共に飲み込んだ

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sou(プロフ) - 尊い♡♡ (2022年3月22日 23時) (レス) @page49 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
sou(プロフ) - 毎回の裏話好きです♡こんなに素晴らしい作品書けるの才能!!!凄いです!! (2022年3月22日 23時) (レス) @page1 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
yukari20164(プロフ) - とても面白いです。皆さんなんでこんなに面白い小説書けるのかなあと思います。 (2019年12月23日 19時) (レス) id: 9829adedfb (このIDを非表示/違反報告)
shoko0619(プロフ) - 零と睡蓮結ばれてほしいです。 (2019年10月3日 22時) (レス) id: 9301928d42 (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - はじめまして。凄い面白くて素敵なお話です。一人称は読んでて違和感などなかったので変えても変えなくてもどちらでも良いと思います☆更新楽しみにしてます! (2019年9月28日 7時) (レス) id: 3d2c2e3b7f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サクヤ | 作成日時:2018年12月14日 23時

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