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はるのおたのしみかい。
の名目の本番
一年に一度 演劇サークルが
この幼稚園で 劇をしてくれて
毎年子供たちは楽しみにしているのよ
と 園長の 花塚さんが 意気揚々と話してくれた
私の着る 白雪姫の衣装は
ツバキくんがつくった
もともとツバキくんは 衣装担当だったけど
人がいなくて 王子役をやったらしい
演劇部に 男子は4人しかいなくて
その中で一番 顔がきれいだったという
理由で選ばれたらしい、
和也はというと
参加もしないのに なぜか
演劇サークルにいることがあたりまえになっていて 本番の日もどうどうと 同行していた
こいつ、不思議な才能をもっている
体育館、舞台前には たくさんのかわいいこどもたち、目がきらっきら！！！
台詞はカンペキにおぼえた
問題なのはキスシーンだけ、
ちらっと ツバキくんをみると
青い顔をしていた
「大丈夫？ツバキくん」
「....すごく、緊張して....
ボクもともと 人前苦手で....
服作るのがすきで 衣装作りたくて
演劇サークルはいったんだけど....
みんな、ボクをえらんでくれて....
断るに、断りきれなくて....
大丈夫だとおもったんだけど、
本番になると....」
大量の汗を流し
目が虚ろだ
ふらっ
と 後ろへ倒れる、
みーちゃんがささえる
「だ、だいじょうぶじゃないね、
すごい、熱い、出れる状態じゃない」
「....どうしよう、本番まで十分だよ！
男子、台詞いまから覚えて！！」
「むりっすよ、 十分でぜんぶなんて！」
「....う〜〜どうすれば？
子供たち 楽しみにしてるし」
なんて、緊急事態
ふと、和也が ツバキくんの
衣装を脱がし始めた
「和也、なにやってんの。。？」
「あのね、」
王子の衣装を きる
「ずっと、俺あそこにいたの。
台詞くらいおぼえるよ」
「王子やく、やってくれるの？！」
みーちゃんが歓喜の声をあげる
フッ
笑う 和也
「Aがどうしてもっていうなら？」
....う〜〜〜
くやしい！
けどここは ひとつ
「和也、おねがい!」
「もういっかい、いって？」
王子の姿で上から見下してきた
沸き上がるイラつきを押さえる
「和也 おねがい」
「わかった♪」
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たゆた(プロフ) - カプランさん» ありがとうございます！(^.^)おかげで更新 頑張れれます！(*^-^*) (2016年4月4日 15時) (
レス) id: 079aa62c2f (このIDを非表示/違反報告)
カプラン(プロフ) - いつも読んでます。たゆたさんの作品、大好きです。これからもよろしくお願いします！ (2016年4月3日 7時) (レス) id: a8ebbe444c (このIDを非表示/違反報告)
たゆた(プロフ) - さくらこさん» (^.^)ありがとう！！あなたのおかげでがんばれます 更新してきます(*^-^*) (2016年4月2日 21時) (レス) id: 079aa62c2f (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ - いつも楽しんで読んでます(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))これからも更新がんばってください！楽しみにしてます！ (2016年3月29日 11時) (レス) id: 0fefae8d9e (このIDを非表示/違反報告)
たゆた(プロフ) - 良ければコメントください:-) (2016年3月16日 23時) (レス) id: 079aa62c2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たゆた | 作成日時：2016年2月6日 17時
