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32話   貴side ページ39

貴 「千鶴ちゃんにお膳運ばせないでください。」

土方「は?海斗のことか?」

貴 「ええ。」

手術の後、斎藤さんの膝で眠って、
気付いたら、布団の中にいた。

おそらく、斎藤さんがかけてくれたんだろう。

その後、花に会っていろいろと話した。

花からの情報で、とんでもないことを知ってしまった。









____海斗が脱走を企てていると。

緊急事態だ。

土方「…斎藤をつけている。だから…」

だから、何?

大丈夫だって?

貴 「大丈夫なんかじゃないっ!あんたは、海斗の怖さを知らないから言えるんだ!」

僕は、初めて自分の主人の前で感情を表してしまった。

弱みを握られた。

でも、そんなことよりも

頭は、海斗の始末の仕方でいっぱいだった。


土方さんの目は、

「斎藤は、負けない。」

と、物語っている。

声さえ出してはいないけれど、目が話してる。


貴 「…っとにかく!千鶴ちゃんを危険な目に合わせたくないんです。
  早くしないと、取り返しのつかないことになるんです。
  今、勝手ながら、花を千鶴ちゃんの警護にあてています。」

土方「……。」

貴 「お願いします…!」

僕が、次の言葉を紡ごうとした時に、ソレは起こった。

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!


力いっぱいに吹かれた、呼子笛。

花からの、緊急要請。

僕の、最も恐れていたこと。


















兄妹殺しのはじまり。

カインとアベル→←31話   雪村side


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設定タグ:薄桜鬼 , 暗殺者 ,   
作品ジャンル:アニメ
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ひかる(プロフ) - 誤字脱字など、文法上の誤りを訂正しました。設定の変更はありません。 (2018年8月10日 9時) (レス) id: 1e5050a07d (このIDを非表示/違反報告)
ひかる(プロフ) - 16000hit,ありがとうございます! (2018年8月7日 20時) (レス) id: 1e5050a07d (このIDを非表示/違反報告)
ひかる(プロフ) - 15000hit,ありがとうございます。 (2018年7月31日 21時) (レス) id: 1e5050a07d (このIDを非表示/違反報告)
ひかる(プロフ) - 14000hit,ありがとうございます! (2018年7月26日 21時) (レス) id: 1e5050a07d (このIDを非表示/違反報告)
ひかる(プロフ) - 13000hit、ありがとうございます! (2018年7月26日 21時) (レス) id: 1e5050a07d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひかる | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/sekka/  
作成日時:2018年4月22日 16時

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