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31話   雪村side ページ38

山崎さんに、寝るとは言ったものの私は、寝られなかった。

たぶん、血の匂いに酔ってしまったのだろう。

どうしようかと思った私は、庭にでもでることにした。



? 「すいません。ここ…、新選組の屯所ですよね?」

玄関に立っていたのは、作務衣を着た美しい女性。

雪村 「そうですけど…。何か御用ですか?」

? 「ああ、申し遅れました。薬問屋・松屋の店主、冬原 花です。
  Aに話があって。」

あ。
もしかして、今朝Aちゃんが言ってた人かな?

客間に通したらいいよね。

雪村 「わかりました。ご案内しますね。」

花 「あ、副長さんか、局長さんにお願いしますね。」

雪村 「はい!」





広間にて…

土方 「で、あんたが、山南さんの手術の後治療をしてくれるっていう、冬原 花か。
  Aから話は聞いている。よろしく頼む。」

花 「はい。承知いたしました。
  ところで、Aが、あなたと主従関係を結んだと聞いたのですが、本当ですか?」

土方さんは、うっ、と声を詰まらせる。
というか、土方さんがAちゃんを支配してるの!?

やがって、土方さんは口を開けた。

土方 「……あいつが、そうしろって目で訴えてきたんだよ…。」

土方さんは、その様子を思い出したのか少し青くなってる。
土方さんを青くさせるAちゃんって、どんな目してたんだろう…。

花 「ああ、山南さんの部屋に案内願えます?えっと…、」

雪村 「あっ、雪村 千鶴です!」

花 「じゃあ、千鶴ちゃんお願いします。Aが起きたら、来るように言ってください。」

雪村 「はい、わかりました。」

私は、花さんを山崎さんに紹介し自室に戻った。



ふと、思うことがあった。

なんで、花さんはAちゃんが主従関係を結んでるって知ってるんだろ?
私でさえ、知らなかったのに。

Aちゃんは、何でも隠そうとするから、喋ったとは到底思えない。

それに、Aちゃんが寝てるってなんでわかったの?

苗字も一緒だし…。

海斗さんだったら、教えてくれるかな?

花さんには、にっこり笑ってはぐらかされそうだしね。

32話   貴side→←総司と結衣の相性   noside


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設定タグ:薄桜鬼 , 暗殺者 ,   
作品ジャンル:アニメ
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ひかる(プロフ) - 誤字脱字など、文法上の誤りを訂正しました。設定の変更はありません。 (2018年8月10日 9時) (レス) id: 1e5050a07d (このIDを非表示/違反報告)
ひかる(プロフ) - 16000hit,ありがとうございます! (2018年8月7日 20時) (レス) id: 1e5050a07d (このIDを非表示/違反報告)
ひかる(プロフ) - 15000hit,ありがとうございます。 (2018年7月31日 21時) (レス) id: 1e5050a07d (このIDを非表示/違反報告)
ひかる(プロフ) - 14000hit,ありがとうございます! (2018年7月26日 21時) (レス) id: 1e5050a07d (このIDを非表示/違反報告)
ひかる(プロフ) - 13000hit、ありがとうございます! (2018年7月26日 21時) (レス) id: 1e5050a07d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひかる | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/sekka/  
作成日時:2018年4月22日 16時

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