【薄桜鬼】ブラコンの妹ちゃんが恋をするのは、誰でしょう？ (ページ12)

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11話　　　雪村side ページ12

私が、縫物をしている時でした。

原田「千鶴、入るぞ。」

雪村「はい。どうぞ。」

どうされたんだろう？

原田「ちょっくら、話があってな。」

原田さんに続いて、知らない二人が入ってきた。

結衣「失礼しますわ。」

貴「失礼いたします。」

原田「今日から、この二人と同じ部屋で生活してくれるか？」

雪村「はい！もちろんです。もしかして、私と同じ理由ですか？」

原田「まあな。色々と教えてやってくれ。
　おれは、外にいるからな。」

私と同じ…。
ということは、アレを見ちゃったのかな。

雪村「自己紹介がまだでしたね。
　土方さんの小姓をしています。雪村千鶴です。」

結衣「冬原結衣ですわ。
　女の子どうし仲良くしましょうね。」

えっ！？女の子って…。ごまかさないと！

雪村「冬原さん。私、女の子じゃないですよ？」

結衣「何を言ってらっしゃるの？女の子でしょう？」

貴「まあ、千鶴ちゃんは、かわいいですし。
　もしかして、秘密でしたか？」

雪村「え？あ、はい。あっ…。」

もう一人の方が笑いだされました。

貴「あはは！認めましたねｗｗ。」

雪村「笑わないでください///。」

貴「すいません、つい。
　私は、冬原 Aです。結衣様ともう一人、渚様の警護を、兄・海斗としております。
　お嬢様もご用命とあらば。」

雪村「様付けはいいですよ。名前で呼んでください。」

貴「では、千鶴…ちゃん？」

雪村「はい！結衣さん、A君、よろしくお願いしますね。」

結衣・貴「こちらこそ。」

それから、談笑して過ごしました。

結衣「私は、17でしてよ。」

雪村「私は、16だよ。A君は？」

貴「14です。」

雪村「もう少し上かと思ってたけど、意外と小さいんだね。」

貴「小さいは余計です///。」

ほほを赤らめて、そっぽを向くA君。
なんというか…かわいい？

そんなことを考えてたら、
A君が、よけいすねちゃって、
後は、結衣さんの愚痴を一人で聞いてました。