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39話   土方side ページ47

貴 「千鶴ちゃん、甘味処いきません?」

雪村「行きたい!あ、でも小物屋さんって言ってらしたし…。」

貴 「いいじゃないですか、そのくらい。」

雪村「えっ…、でも。」

そう言って、千鶴は、俺をちらりと見る。

沖田「たかが、女の子二人が食べる量なんてしれてますよね?」

土方「そのくらい、いいに決まってんだろ。って、何でいんだ!?」

今、俺たちは街に出ている。
前話の、小物屋に連れて行く約束だ。


沖田「やだなあ、僕がいたらだめなんですか?」

土方「お前、午前中は巡察だろ!」

沖田「え?終わりましたよ。」

土方「一番組の隊士は?」

沖田「僕の羽織を、持って帰らせました。」

土方「…またやらせたのか。」

こいつ、本当に自分が
新選組の金看板だと自覚できてんのか?

貴 「まあまあ、せっかくだから沖田さんにおいしいところ案内してもらいましょうよ。」

土方「ああ。」

今日のところは、総司のサボリを見逃してやる。
Aと千鶴に感謝するんだな。

沖田「何が食べたいの?」

貴 「桜餅!」

雪村「私も桜餅がいいです!」

沖田「じゃあ、桜餅のおいしいところに行こうか。」

貴 「うん!」

雪村「はい!」


Aも千鶴も、目を輝かせている。
Aなんて、敬語をなくしてしまっているしな。

すっかり子供になってやがる。

昨日のことを思うと、ほほえましいこった。

雪村「土方さん!おいてきますよ?」

貴 「早く来てよー。桜餅が逃げちゃう。」←

沖田「大丈夫だよ。また作ってもらえるし。
  ていうか、作らせるし。」

雪村「沖田さん、お店の方に迷惑かけちゃいけませんよ?」

沖田「何言ってるの?千鶴ちゃんが作るんだよ?」

雪村「わ、私ですか!?」

土方「ほかの店のを買えばいいだろ(苦笑)」

貴 (クスッ)

外でこんなにも楽しいと思ったのは

久しぶりかもしれねえ。

40話   貴side→←38話


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設定タグ:薄桜鬼 , 暗殺者 ,   
作品ジャンル:アニメ
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ひかる(プロフ) - 誤字脱字など、文法上の誤りを訂正しました。設定の変更はありません。 (2018年8月10日 9時) (レス) id: 1e5050a07d (このIDを非表示/違反報告)
ひかる(プロフ) - 16000hit,ありがとうございます! (2018年8月7日 20時) (レス) id: 1e5050a07d (このIDを非表示/違反報告)
ひかる(プロフ) - 15000hit,ありがとうございます。 (2018年7月31日 21時) (レス) id: 1e5050a07d (このIDを非表示/違反報告)
ひかる(プロフ) - 14000hit,ありがとうございます! (2018年7月26日 21時) (レス) id: 1e5050a07d (このIDを非表示/違反報告)
ひかる(プロフ) - 13000hit、ありがとうございます! (2018年7月26日 21時) (レス) id: 1e5050a07d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひかる | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/sekka/  
作成日時:2018年4月22日 16時

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