【浦/島/坂/田/船】私の彼氏さん。【短編集】

あの時の約束【セ/ン/ラ】 ページ43

「わたしね、おっきぃなったら、せんらくんとけっこん、する！」

「ほんまに？じゃあ、おれもけっこん、する！」



「「ゆーびきーりげーんまん、うっそついたらはーりせーんぼーんのーます！ゆびきった！！」」


センラくん、

あの時の約束は、覚えていますか＿＿＿






…





「ええっ、A、また告白の返事断ったん？！？」

「しーーーーっ！！！
だって初めて話したさかい、どないしていいかわからんかったんよ」



私は高校3年生にもなって、彼氏いない歴=年齢の悲しいJK。

やって、好きな人なんか



「はぁ〜〜…これやから顔整った人は！
お試しでも付き合うて見たらええんと違うん？」

「あぁそっかぁ。その手もあるんね、」


食堂でうどんをすすりながら友達の話聞いとったら、


「うわっ、」


後ろから誰かにぶつかられた。
なんなん、うどん零れたらどうするん。しかも地味に痛いやん、









…え、



「あっ、Aちゃん…
すみません、友達とちょっとぶつかったさかいに、」

「なんやセンラくんか。えーよ、気にせんとき」



そう言うとありがとうございます、と言って、去ってったあの男の子。

そう、昔の約束の相手はあの人。



高校生にもなって、5歳くらいの時の約束覚えてるとか、なんか変やんな。

…普通、忘れてるやんな。



はよ忘れないかんて、私。




「Aー？なにぼーっとしてん、大丈夫かー？」

「ああ、大丈夫大丈夫！
ほんで、なんの話やったっけ、」



頭からセンラくんの事が離れへんとか、絶対気のせいや。

そう思ってセンラくんが座った方を見たら、目が合うたように見えたんも、絶対気のせい。



「(ほんま、忘れるため言うたら変やけど、)」



他の人と付き合うべきなんかな…






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閲覧ありがとうございますヽ(‘ ∇‘ )ノ

京都の方言難しい＼(^o^)／

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