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5話 大切な相棒だから ページ7

迅「ルーミア、友達のところに行くんだけど、一緒に行こうよ」

ルーミア「いいけど・・・迷惑じゃない?」

 滅亡迅雷netに協力するようになって二日目、さっそく迅君からお誘いを受けた。

迅「勿論!!何かあったら僕が守るから、心配ないよ」

ルーミア「・・・ありがとう、迅君」

 不覚にも表情筋が緩んでしまい、笑顔を浮かべてしまった。迅君は少し驚いていたけど、やがて私の手を引いて歩きだした。 少し歩くと、何人かの人間とヒューマギアがいた。私たちは、離れたところにいたヒューマギアに音もなく近づいた。

 迅君がヒューマギアに近づき、何かをしている。・・・何かをヒューマギアにつけてるみたいだけど・・・すると、急にヒューマギアが乗っていたバスが爆発した。爆発音を聞いた人間たちは悲鳴を上げ、こちらを見る。その中に、見知ったヒューマギアがいるのを見かけた。水色の髪に、大きな青いリボン…チルノちゃんだ。

迅「さあ、人間を殺しちゃって・・・」

ルーミア「へえ・・・こういうやり方をしてたの?」

迅「うん、でも・・・」

ルーミア「いつも邪魔が入るんだっけ?・・・今もそうみたいだね・・・」

迅「え?」

ルーミア「さっきのヒューマギア、人間二人に邪魔されてどっか飛んでっちゃったよ」

迅「ええ!?」

ルーミア「逃げただけみたいだから、多分大丈夫だよ」

迅「ルーミア、なんでわかるの?」

ルーミア「気配っていうか・・・なんか、生まれた時からそういうのを感じ取ることができたの」

迅「へええ・・・すごいね!!」

ルーミア「そう・・・かな・・・私にとっては当たり前のことだから、わからないや・・・ところで、迅君・・・お願いがあるんだけど・・・」

迅「ん?何?」

ルーミア「飛電の社長と一種にいた水色の髪のヒューマギア・・・あの子は壊さないでほしいの」

迅「ヒューマギアならいいけド・・・なんで?」

ルーミア「あの子は私の、大切な相棒だから・・・」

6話 わからないこと→←4話 闇を操るヒューマギア



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作者名:フランドール | 作成日時:2020年7月29日 19時

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