25話 露骨 ページ26
凛音side
園子「もう、次郎吉おじ様ったら、やる気満々って感じね‼」
モニターに映った次郎吉さんが高笑いをする次郎吉さんを園子はそういってみていたのだが、私の膝の上に乗った新一は画面を凝視していた。…いやな予感がするんですけど…
園子「あ――早く来て怪盗キッド‼そして私の熱いハートを盗んでェ――ん」
蘭「こんな騒音の中であってもねぇ…風邪だってすごいし…」
園子の発言に蘭とともに苦笑いしていると、急にコナン君が私の膝から降りてどこかに走っていく。
コナン「ちょっと僕、次郎吉おじさんのとこに行ってくるねー‼面白いことに気づいたから!」
面白いこと…やっぱり今の映像で気づかれてしまったか…でもなんで…完璧だったはずなのに…私はさっきの映像を思い返すが、怪しいところなんて何も…ゴーグル…コンタクト…
なるほど…と心の中で呟いた私はコナン君を見張っておくと伝えて屋上を後にした。
凛音「コナン君…?」
外に出ると、ワゴンの中に入ろうとしているコナン君を見つけ、声をかけた。
コナン「凛音さん⁉どうしてここに…?」
凛音「少し心配だったので、見張りに来ました…それで、ワゴンで何を?」
コナン「ああ、昨日の映像をもう一回見せてもらおうと思って…」
コナン君と一緒にタンカーの中に入るって次郎吉さんに昨日の映像をもう一度見たいと伝えるが、象やら映像を自伝映画のスタッフに送ってしまったらしい。
中森「怪盗キッドがあんな派手な下見をやるなんて、今までになかったことですからな…」
中森警部の言葉に、あごに手を当てて何かを考えるコナン君。その様子を見ながら、変装をした快斗君にチラリと視線を向けると、快斗君は少し口角を上げた。
次郎吉「ショーを始める前からステージに客を上げ、自分の周りを囲ませるマジシャンなんぞまずおらぬ…トリックのタネがばれてしまうからなァ…
彼奴は今夜もあのビルの間に姿を現すと言い放った!野次馬の視線が集まり、ヘリの風に煽られ、ハングライダーで飛ぶこともままならぬあの中空にな!
ありえんよ…あそこに姿を現すことなんぞ…まぁ彼奴が天狗化仙人の類なら話は別じゃがのぉ…」
そういって笑い出す次郎吉さん…手口を知っている私からすれば露骨なヒントだと思う。
そして、画面からポンッと高い音が聞こえてくると、昨日と同じ場所に怪盗キッドがいた。
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フランドール(プロフ) - 返信は遅くなるかもですが、他にもなにか気になった点があったらジャンジャン書いてください!! (5月25日 20時) (レス) id: d5ba8a8e0b (このIDを非表示/違反報告)
フランドール(プロフ) - 結歌さん» ご指摘ありがとうございます!!5話については、完全に私のミスです!!ごめんなさい!!14話については睨めつけると書いてねめつけると読みます。私的には睨みつけるよりもこっちの言い回しのほうが好きなのでこうしていたんですが、分かりにくくてごめんなさい!! (5月25日 20時) (レス) id: d5ba8a8e0b (このIDを非表示/違反報告)
結歌 - また続けてのコメントですみませんm(._.)m これ正しくは白馬を睨みつけるように見てではないんでしょうか? (5月25日 17時) (レス) id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
結歌 - 続けてのコメントですみません。。。 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 14話 嫉妬のここの部分 なぜがイライラしてきた俺は白馬を睨めつけるよう見してみて「そうかよ」と冷たく言い放った。するとなぜか白馬は声をあげて笑い出した。 (5月25日 17時) (レス) @page15 id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
結歌 - はじめまして(*^^*) いきなりすみません。。。 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 5話 後悔のここの部分 明日だって、私が都大会に優勝したからという建前 これ正しくは都大会で優勝したからではないんでしょうか? (5月25日 17時) (レス) @page6 id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:フランドール | 作成日時:2019年12月7日 20時