15話 仕事 ページ16
凛音side
快斗「今日もありがとな、凛音」
怪盗キッドの仕事を終わらせて帰ってきた快斗君が私の肩に手を置きながら行った。私は主にハッキングの仕事をしているのだが、最近は怪盗フランドールとして宝石を盗みに行くこともある。…きょうの仕事はハッキングだけだったけど…
凛音「ふふっ…快斗君もお疲れ様。今回の宝石もパンドラじゃなかったのね…」
快斗君が「ああ…」と呟き私の横に座った。…少し元気がないように見えるのは気のせいだろうか…
凛音「…快斗君?」
グイッと顔を近づけて快斗君の顔を覗き込むと、快斗君の顔が赤いことに気がついて思わず顔に手を当てる。…少し熱い気がする…
凛音「顔が少し熱いけど…風邪?…大丈夫?」
快斗君は「あ、ああ大丈夫だぜ」と勢いよく立ってそういった。私は「そっか…」と微笑を浮かべてパソコンを開いた。
何かビッグジュエルがないかどうかを探していたが見つからず、結局そのまま眠ってしまった。
朝起きると、寝る前にはかかっていなかったはずのブランケットがかかっていて、快斗君は優しいなって思った。
ブランケットを丁寧にたたんで新聞を取りに行くと、一面に気になるニュースが載っていた。
凛音「怪盗キッドに告ぐ…貴殿が所望するビッグジュエル『大海の奇跡』を潮留に在する話が大博物館の屋上に設置した…手中に収めたくば取りに来られたし…鈴木財閥相談役、鈴木次郎吉…」
少し悪いと思いながらも快斗君を起こして新聞を見せると、快斗君はふっと笑って「面白いじゃねえか」と呟きながら次郎吉さんにメールを送信した。
快斗「それでよ凛音、今回はハッキングの仕事はいいから、ちょっと頼みてえことがあるんだけどよ」
私は微笑を浮かべて「何なりと」と呟いた。すると快斗君はスマホを捜査して私に一人の少年の写真を見せた。
凛音「っ⁉」
快斗「こいつを見張っててほしいんだけど…頼めるか?」
私の表情が変わったのが分かったのか、快斗君はそんな風に頼んできた。私は無理やり口角を上げて「ええ…」と小さく呟いた。
…さっきの少年は、小学生ぐらいに見えたけど、間違いなく…新一だった…
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フランドール(プロフ) - 返信は遅くなるかもですが、他にもなにか気になった点があったらジャンジャン書いてください!! (5月25日 20時) (レス) id: d5ba8a8e0b (このIDを非表示/違反報告)
フランドール(プロフ) - 結歌さん» ご指摘ありがとうございます!!5話については、完全に私のミスです!!ごめんなさい!!14話については睨めつけると書いてねめつけると読みます。私的には睨みつけるよりもこっちの言い回しのほうが好きなのでこうしていたんですが、分かりにくくてごめんなさい!! (5月25日 20時) (レス) id: d5ba8a8e0b (このIDを非表示/違反報告)
結歌 - また続けてのコメントですみませんm(._.)m これ正しくは白馬を睨みつけるように見てではないんでしょうか? (5月25日 17時) (レス) id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
結歌 - 続けてのコメントですみません。。。 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 14話 嫉妬のここの部分 なぜがイライラしてきた俺は白馬を睨めつけるよう見してみて「そうかよ」と冷たく言い放った。するとなぜか白馬は声をあげて笑い出した。 (5月25日 17時) (レス) @page15 id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
結歌 - はじめまして(*^^*) いきなりすみません。。。 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 5話 後悔のここの部分 明日だって、私が都大会に優勝したからという建前 これ正しくは都大会で優勝したからではないんでしょうか? (5月25日 17時) (レス) @page6 id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:フランドール | 作成日時:2019年12月7日 20時