新story4 ページ5
黄瀬side
Aっちが寮に入れないって...
どーゆー事っスか⁈
んで...
アパート見に来たんスけど。
セキュリティ万全だし
新築っぽくてキレイだし。
Aっちにはぴったりなアパート
家具家電も
日常用品も
全部そろえてあって
何不自由なく生活できる環境
でもスゲー寂しそうな顔してんスよね
そりゃーそうっスよね
Aっち、寮に入るの楽しみにしてたんスから
大晦日の夜
俺らはみんなAっちの家に集まった。
別に俺が声かけたわけじゃない。
みんなAを一人にさせたくなかったんだと思う
リビングにみんなで雑魚寝したんスよね
そん時、Aっちは俺に言った
”一人じゃない夜ってこんなに楽しくて...
寝るのが勿体無いくらい。
自分では当たり前だから一人なんて寂しくない
そう思ってたけど...
やっぱり寂しかったみたい。
だから寮に行くの楽しみでもあるんだ!
みんなでご飯食べたり...
お風呂入ったり
お話したり
一人じゃない時間たくさんあるでしょ?”
だから...
Aっちが今どんな想いでいるのか分かる
クリスマスの日。
Aが一人でいるって知ったあの日、
俺決めたんスよ?
”絶対もう一人にさせない”って
だから俺は迷わず
”俺寮に入るのやーめた!”
そう言った。
Aっちと一緒にいたいし
好きな人と一緒に暮らせるなんて
俺幸せ者じゃん
でもそんな簡単な気持ちで言ったわけじゃねースよ
だから俺は校長に話をつけに言った。
こそこそ隠しながらいたくないし...
堂々とAっちと交際したい。
みんなに認めてほしいっスから
厳しい条件出されたけど
そんなのAっちのためなら
余裕っスよ!
Aっちの両親にも初めて挨拶した。
本当は会ってちゃんと話したかったけど...
Aのお母さんはスゲーAを心配してて
電話越しでも泣いてるのが分かった。
どうかAを宜しくお願いしますって...
Aっち。大丈夫。ちゃんと愛されてるっスよ。
いつかきっとAっちなら
お母さんたちと分かり合える。
だから俺は伝えなかった
俺がちゃんと守ってやるっスよ
だからちゃんと俺に甘えてきてほしい。
黄「.........そうゆう事で寮には入らなくなったから」
黄母「はっ⁉いや...事情は分かったし涼太の彼女も知ってるけど。あんた手出さないで3年も過ごせるの⁈まぁ、とりあえず寮の契約金払った分返してね」
契約金って...
いくらだよ(泣)
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作者名:nanana23 | 作成日時:2017年5月24日 0時