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新story39 ページ40

黄瀬side



あの日...何があったか。
Aっちから聞いた内容は俺が思っていた以上にひどすぎる話だった。
肩を震わせながら涙を流して話すAっち。
あんなに強くAっちを責めた自分を後悔した。


こんな事彼氏に言えないっスよね
思い出したくもない事なのに...
もう話さなくてもいいって言ったけど
ちゃんと最後まで話してくれた。




男が誰だったか顔も覚えてないって...
それほど恐怖だったって事っスよね。
でも正直覚えてなくて良かった
会うたびに思い出されたらマジで俺...
何するか分かんねース


その跡...
俺しかつけちゃいけねーんス
俺しかAに触れちゃいけねーんスよ



Aっちを一人にしたくないんじゃなくて
俺がAっちと一緒にいたくて
一緒に暮らし始めてずっと我慢してたんスけど



今日...一緒に寝てもいいっスか?



そう言ってAを抱き締めて
Aが眠りにつくまで頭をなでてた。




Aっちが怖がらず学校行けるように...
バカな頭をフル回転させながら考えた。

このまま何もなかったようになんてさせねースよ。


Aっちは何も言わなかったけど女の先輩ってのは俺のファンだ。
男がAっちのファンで...手を組んだんだろう。
そんなのファンでも何でもない。ただの人間以下のクズっスよ。




でも俺のファンなら簡単っスね。
カマかけりゃ簡単に自分から喜んで名乗り出るはず。
Aっちを少し悪者にしちゃうけど...
俺には今これしか思い浮かばない。






ほらね
思ってたよりも簡単に名乗り出る奴ら。
バカな女っスね。
つか写メとか...
本当許せねーわ

男らもぶん殴りたかったし
本気で被害届けでも出してやりたかった...
けどAっちは多分それを望まない。

だから二度と手を出さないように
Aを傷つけないように
みんなの前で土下座させた。

こうゆうのに先輩とか関係ないっスよね
ここまですれば
もう二度と誰もAっちに手を出さないっスよね。


俺バカっスけど...
アホキャラだけど
本気でキレると自分でも歯止め効かないんスよ。
ここまでキレたの初めて。
あんま俺の事なめられちゃ困るんスわ。





Aっち。
これでもう大丈夫。
安心して下さい!







だけど今日も一緒に寝てもいいっスか?
てかこれから毎日一緒に寝てもいいっスか?
もう離れて寝るの無理みたい。







Aっちと一緒に寝てから
俺...初めて気づいたんスけど。
寝相悪いんスね(笑)
知らなかったっス...(笑)

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設定タグ:黄瀬涼太 , 青峰大輝 , 黒バス   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:nanana23 | 作成日時:2017年5月24日 0時

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