新story38 ページ39
帰って、やる事全て終わらせて
私はただいま雑誌と睨めっこ中...
黄「なーにそんな顔して見てんスか〜?」
そう言いながら、後ろから抱きついて雑誌を覗き込む涼太。
黄「メイク特集?」
貴「うん...みんなメイクしてるからさ」
黄「そうなんスか?でもAっちには必要ないと思うっスけど?」
貴「う〜ん...涼太はメイクして欲しいとか思わないの?」
黄「俺?全然思わないっスね!Aっちは今のままで十分っス!」
貴「そう...かな?」
黄「そうっスよ〜!メイクで今より可愛くなっちゃうAっち見せたくないし!」
貴「じゃあ...涼太とデートの時くらいはメイクしてみようかな」
黄「それ...めちゃめちゃ嬉しいっス」
私は私のままで無理にみんなに合わせて
頑張る事ないって事かな?
でもやっぱり少しメイクに興味はある。
だって...
好きな人にはいつでも可愛いって思われたいもん。
黄「Aっち、足無理してない?」
貴「足?うん。私は大丈夫だよ?」
黄「青峰っちのアリウープ...やりたいんスよね?」
貴「うんやりたい。でもまだ跳躍が足りてないみたい」
黄「Aっちなら絶対できるようになるっスよ!」
涼太に言われるとすごく安心する。
大好きな人に支えられてバスケができるって
幸せな事だね。
私は涼太の方を振り向き
貴「ありがとう。絶対できるようになる!」
そう言って涼太にキスをする。
黄「不意打ちは反則っスよ」
重い...
重い!!
く...くるしい...。
貴「りょりょーた!死ぬ...重い。」
今日は私のお腹に涼太の長い足が...
本当寝相悪い。
昨日の夜も一緒に寝たいと言った涼太。
嬉しいし、一緒にいたいけど...
そのうち一線を越えてしまいそうで...
少し不安。
貴「もう一人で大丈夫だよ?涼太しっかり私を守ってくれたし!」
黄「俺が...俺が一人じゃもう寝れないんスけど?」
そんな顔して言うから...
ってか私その顔に弱いって知ってる?
貴「寝相良く寝てくれるなら...」
黄「昨日はたまたまっスよ!いつもはすごい寝相良いんスよ!」
さっきとは違う、キラキラした瞳で抱きついてきて
そう...そう言ったはず...。
貴「涼太やっぱり寝相悪い」
黄「んーいつも一人だから気づかなかったんスかね!」
なんて誤魔化しながら笑う...
もうっ!
涼太の笑顔は反則!
何でも許したくなっちゃうよ!
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作者名:nanana23 | 作成日時:2017年5月24日 0時