新story36 ページ37
黄「じゃ、誓いって事で。
あんたら6人全員みんなの前で土下座してくんねースか?
そんだけあんたらやった事罪あるんスよ。
むしろ警察に被害届け出しに行ってもいいンスけど。
ご丁寧に証拠写真もあるんで」
男1「わ...わかったよ」
『本当に悪かった。すまない。』
『ごめんなさい。ごめんなさい...』
黄「あ、それと二度とAっち見ても声かけないで下さいっス。Aっち、ショックであんたらの顔覚えてないんで。顔思い出されると本気であんたらぶっ殺したくなるっスから!写メ消去しとくっスね」
3年生相手に土下座までさせちゃう涼太って...
黄「行こう!Aっち!」
貴「うん...」
私たちは先輩たちの教室を後にした。
黄「これでもう絶対手出せる奴いないっスよ?
だから安心して学校行けるっスね」
優しく笑いかける涼太は
本当に私にとってかけがえのない存在。
貴「うん!涼太のおかげ。ありがとう。
でも...ちょっと騒ぎになっちゃったけど...
大丈夫かな?」
黄「もー!Aっちは何も悪くないんだしそんなん気にしなくていいんスよ!」
貴「うん。本当に...本当にありがとう。涼太大好き。ううん、愛してる...」
黄「俺もっス」
そう言って涼太はおでこにキスをして、私たちは別れた。
美波ちゃんはすごくすごく心配してくれてて
逆に嘘ついて申し訳ない気持ちになった。
やっぱり嘘って人を悲しませるだけだね。
改めて実感した。
部活の時間だ...
笠松先輩大丈夫かな...
涼太が教室まで迎えに来てくれて一緒に行く。
貴「笠松先輩怒ってるかな?」
黄「え?何でっスか⁉」
えっ?って...
涼太忘れてる?
それほど必死だったって事かな...
貴「ううん!何でもない!」
笠「黄瀬ー!!!朝は先輩相手に随分な態度とりやがって!」
あ...やっぱりね(笑)
黄「え⁉俺⁉全然記憶にないんスけど...?
俺センパイに会ったっスか?」
笠「ふざけた事言ってんじゃねーよ!」
”ドスッ”
黄「痛っ!いい加減そのすぐ蹴りいれんのやめて欲しいっス(泣)」
笠「まー事情があったみてーだし、今回は大目に見てやる」
黄「よく分かんねースけど...まぁ一件落着って事で!センパイ俺と1on1やってみないっスか?」
”ドスッ”
黄「痛いっス(泣)」
笠「だからそーゆーのが偉そうなんだよ!ムカつくからやってやるよ」
涼太らしいね(笑)
よし...私も笠松先輩の鬼メニューこなしますか!!
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作者名:nanana23 | 作成日時:2017年5月24日 0時