新story3 ページ4
それから涼太は偽りなく校長先生に話をした。
校「なるほど...事情は良く分かった。
だがしかし、君達はまだ高校生だ。
同棲など簡単に許せるようなものじゃない。
その事を分かった上で、ワシにわざわざ報告したんだな?
ワシからの条件を受け入れる事ができるなら、この件はワシが認めよう」
黄「もちろん受け入れます。条件を教えて下さい」
校「ならいいだろう。
まずは君達のご両親にこの事をしっかり伝える事。
高校生活一度たりとも赤点を採らぬ事。
そしてバスケで男女共に全国大会まで行く事。
高校性らしからぬ行動は取らぬ事。
以上だ。守れるか?」
黄「当たり前っスよ。絶対守る」
校「黄波さんも大丈夫なんだな?」
涼太が心配そうに私を見る
涼太が軽い気持ちでこんな事、校長先生に伝えるわけない。
隠そうと思えば隠せたかもしれない。
それなのにちゃんと許可を取るって事は...
それほど真剣に考えてくれてるって事だよね
貴「はい!」
校「なら認めよう。気を抜かずにしっかり頑張ってくれ。期待を裏切るなよ」
黄貴「はい‼」
私たちは校長室を出た。
貴「涼太ありがと」
黄「いーんスよ!ってより俺がちゃんとケジメつけたかっただけ。こそこそ隠れてるのイヤっスから!
Aっちとの事は全部堂々としてたいんスよ」
貴「私たち絶対負けられないね」
黄「大丈夫!俺ら絶対負けねースよ」
黄「Aっち!Aっちのご両親にちゃんと伝えたいんスけど...」
貴「あ...そっか。そうだったね。
はい!涼太から電話してもらってもいいかな...?」
まだどうしても話をする気にはなれない。
ごめん...涼太。
涼太は、私から少し離れ電話をしてくれた。
大きく手を上に上げ、両手を丸の形にしてニコニコ笑う涼太。
きっと承諾が得られたんだろう
可愛い涼太...
無事に涼太のご両親にも伝え許可を得た。
私たちを信じて期待してくれてる人たちのためにも
私たちはしっかりやるべき事を全力でやらなきゃ!
とにかくそろそろ...
バスケがしたい!!
貴「涼太!1on1の相手して!」
黄「りょーかい!そろそろだと思ってたっスよ!」
黄「俺の勝ちっス!」
貴「あー悔しい!明日もやる!」
黄「負けねースよ!」
”幸せ”
こんな生活がいつまでも続いて欲しい。
大好きなバスケと大好きな人と
ずっと一緒にいたい。
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作者名:nanana23 | 作成日時:2017年5月24日 0時