新story29 ページ30
男がブラウスに手を掛けて...ボタンを外していく。
貴「やめて！こんな事して...」
先輩が私の口を抑えた
先1「うるさーい！黙ってれば早く終わるし。うちらはどんなに願ったって涼太とこんな事できないんだからさ。あんたはいつもしてんでしょ？こんくらい我慢しろよ」
男2「あれ？絆創膏？こんなとこに貼るってあれしかないじゃん？キスマーク！」
絆創膏を剥がされ露わになったキスマーク...
男3「愛されてますねー！」
先1「あームカつく。早くヤッてよ」
男2「んな焦らせんなよ！その前に！」
痛ッ...コイツ。
男2「俺も愛の印つけさせていただきました！」
先3「黄瀬君見つけたら何て言うかな？そのまま振られちゃえよ」
ブラジャーが露わになる...
廊下で誰かが歩いて来る音が聞こえる。
私は音に敏感。
ちょっとした音で仲間がいるのを察知して、
パスを回してきた。
やっぱバスケしてきて良かった。
ありがたい事に私の足元にバスケットボールが転がってるんだよね。
歩く音が一番近づいたタイミングで
私は思い切り扉に向かってボールを蹴った
男2「おいっお前！何してんだよ！」
抑えられてた手が離され、みんなが動揺してる隙に逃げ出す。
『誰だ？こんなとこで何してる？』
先生？
逃げ出すのに必死で誰かは分からなかった。
バスケが助けてくれた。
私は走りながらブラウスを直し...
とりあえず部室の更衣室に行く。
鏡を見る。
アイツ...ど真ん中につけやがった。
さて...
どうしよう。
部活を休んだら涼太は心配するし。
ど真ん中じゃ隠すにも...。
不思議と冷静でいれる自分がいた。
あんな恐怖味わった事ないし...
正直もうダメだと思った。
でも私もう二度諦めないって決めたんだ。
あの赤司を見てから。
赤司と...大好きなバスケに助けてもらった。
だから私は大丈夫。
とりあえず...虫刺されパッチを貼った。
絆創膏よりは目立たないはず。
よしっ！！
私は大丈夫！！
自分に言い聞かせて体育館に入る。
笠「おせー！早くアップしろ」
黄「Aっち？何かあった？」
貴「何もない！課題直してた！」
やばい。
涼太の顔が見れない...
涼太の勘は鋭いのに。
私は急いでアップを始めた。
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作者名：nanana23 | 作成日時：2017年5月24日 0時
