新story27 ページ28
黄「じゃあ今日は一緒に食べないっスか?それならいいっスよね?」
貴「分かった...ちょっと友達に言ってくるから」
黄「俺教室の前で待ってるっス!」
私は美波ちゃんに事情を話し、涼太の元に急いだ。
初めて屋上に行く!
帝中の頃はよく大輝とサボってたよね。
貴「わー気持ちいいね涼太!」
黄「そうっスね!」
二人で思わず寝転ぶ。
気持ちよくてこのまま寝たい...(笑)
黄「お弁当食べていいっスか?」
貴「...うん...本当に!見た目悪いからね」
躊躇する事なくお弁当を開ける涼太...
黄「全然気になんねースよ?見た目なんか関係ないっス!Aっちが作ってくれただけで幸せ!
しかもめちゃめちゃ美味しいっスよ!
卵焼き巻くの上手くなったっスね!」
貴「涼太...ありがとっ。死ぬほど嬉しい!」
黄「死なれたら困る!」
貴「いや...死なないけど(笑)涼太用に作った方も食べて!私こんなに食べきれないから!」
貴「お腹いっぱい...このまま寝たい!」
黄「じゃあサボる?」
貴「校長先生と約束したしダメだよ」
黄「そうっスね!」
さっき涼太の周りに群がってた人たちを思い出す...
貴「やっぱ涼太って人気者だよね」
黄「いきなりどーしたんスか?」
貴「さっき教室行った時、涼太の周りにいっぱいいたから。
てっきり私のお弁当見て騒いでるのかと思ったら涼太に集まってただけだったんだね(笑)」
黄「あーあれっスか?
俺がAっちの可愛い弁当箱持ってたから、女の子たちが一緒に住んでるのかって聞いてきたんスよ!
それで住んでるって答えたら、ちょっとした騒ぎになったんス」
今...何て言いました黄瀬くん?
貴「涼太⁉一緒に住んでる事言ったの⁉」
黄「そうっスよ?別に隠さなくていいっスよね?」
いや...そうだけど...
隠しといた方が無難だったんじゃない(泣)
黄「俺はいつでも堂々とAっちと一緒にいたい」
涼太のまっすぐな言葉に心が打たれる。
涼太の心って本当キレイだよね。
貴「そろそろ教室戻ろっか!」
黄「そうっスね!」
だけど...
やっぱり視線が痛いです(泣)
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作者名:nanana23 | 作成日時:2017年5月24日 0時