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新story26 ページ27

美波ちゃんに言われてから、ずっと周りを気にして見てたんだけどさ...


休み時間になると鏡を取り出しメイク直しをしたり...
トイレに行くと鏡の前が混雑してて、みんな片手にはおそらくメイクポーチ。






じょ...
女子力高い。






鏡すら持ち歩いてない私って...
やばくない⁉




でもさ、部活やってるとやっぱりメイクって必要なくない?
汗で取れるし...
笠松先輩や監督にも怒られちゃうよね?





ここはスポーツ名門校だし
ほとんどみんな部活に所属してるはずだし...
みんなどうしてるの⁉





そんな事をずっと考えてたら...
気づけばもうお昼休み。



美「お昼食べよっ!」
貴「うん!」




今は涼太とは一緒にお昼休みを過ごしてない。
周りの目もまだ気になるし...
もう少しクラスの子とも馴染みたいしね。





美「Aちゃんのお弁当箱、今日は男らしいね!」
貴「え?そう⁉ってウソ⁉中身間違えた...」
美「もしかしてそれ黄瀬君用?」
貴「あ...うん...ちょっと行ってくる!」
美「それじゃダメなの?中身一緒だよねっ?」
貴「ダメ!ダメダメダメ!」








どうか...
間に合いますように。









だってね、今日はキスマークの事もあったし
時間があまりなくて...
涼太のお弁当はそれなりに上手に出来たのを選んでキレイにつめたんだけど...
私のはどうせ食べるの私だしって...
形がキレイじゃない失敗したのを、ただ適当にぶっこんだだけ。






だから見た目が最高にやばいお弁当...。
あんなの見せられないよ(泣)









貴「ハッ...ハッ...涼太‼」






黄「Aっち!」


うー(泣)
一歩遅かった...
涼太の周りに群がる人集り。




きっとみんな私のお弁当見てる...(泣)




黄「Aっちお弁当間違えてるっスよ?」


知ってるよ...だからこんなに急いで...


黄「今から届けに行こうと思ったんスけど、取りに来てくれたんスね!」
貴「えっ⁉開けてない⁉見てない⁉」
黄「えっ?開けてない...見てないっスよ?」


涼太が天使に見える


貴「あーー良かった...はい!これ涼太の!」
黄「中身すげー気になるんスけど?」
貴「うん...こっちには失敗作だけ入ってるからさ」
黄「じゃあ俺こっちがいいっス!」
貴「ちょっと!返してよ!本当見せられる弁当じゃないから!」

黄「いやっス!失敗作ほど愛情あるし!俺のために頑張ってる証拠っスよ!」





ちょっとちょっと!
みんな見てるし...余計見せたくない(泣)

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設定タグ:黄瀬涼太 , 青峰大輝 , 黒バス   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:nanana23 | 作成日時:2017年5月24日 0時

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