新story24 ページ25
黄瀬side
Aっちが青峰っちと話したいって...
何を言いたいかは分かるっスよ。
昔に戻っちゃった青峰っちが心配なんスよね。
俺も試合しててそれはすぐに感じとったっス。
けど前みたいにA一人でそれを抱え込まないで欲しい。
もっと俺にも頼って欲しい...
Aっちにとって青峰っちが
どんなに大切な存在なのかって事は、痛いほど知ってる。
彼氏の俺でも踏み込めない部分に青峰っちは入っていける。
悔しいスけど...
そこは俺じゃなく青峰っちじゃないとダメなんだと思う。
青峰っちは俺の知らないAっちを知ってて
Aっちも俺の知らない青峰っちを知ってる。
お互いを支えて強くなってる
だからそこは青峰っちに任せようと思う。
悔しいっスけどね
青峰っちからAっちの全てを奪う事は出来ないし
Aっちから青峰っちの全てを奪う事も出来ない
それは俺も望んでない。
Aっちにとって青峰っちはいなくちゃいけない存在って事。
それは青峰っちも同じだから。
それを含めて俺はAっちを好きでいる。
とは言え...
やっぱり心配なんスよね
二人を見に行くと多分Aっちは泣いてて、
青峰っちの腕の中にすっぽり埋まっちゃてる。
女子では長身のAっちだけど...
青峰っちの大きさならすっぽり埋まる。
何でAが泣いてるのかなんか、大体は察しがつくっスよ。
青峰っちは永遠に俺のライバルなんス。
いろんな意味で。
そろそろ、A返してもらっていいっスか?
ここまで我慢したの褒めてもらいたいくらいっスよ!
青峰っちと別れてから、
俺はAっちに充電させてもらった。
俺だってずっと我慢してたんスよ。
負けて悔しくて...そんな情けねー姿でも
Aっちには受け止めてもらいたい。
Aっちのパワーってすごいんスよ?
抱き締めるだけで、抱き締めてもらえるだけで
”幸せになれる”
”頑張ろうと思える”
”強くなれる”
愛のパワーってやつっスかね
でもやっぱり青峰っちムカつく!
帰ってきてからずっと青峰っちの話ばっかするAっち。
心配してるのも分かってるし
恋愛感情とは違うってのも分かってる
けどいくら青峰っちでも、そろそろいい加減俺だって嫉妬するんスけど?
”ドンッ”
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作者名:nanana23 | 作成日時:2017年5月24日 0時