新story23 ページ24
大輝が帰り体育館に戻ろうとした時、涼太に手を引っ張られた。
貴「涼太？」
黄「Aっち。ちょっと来てくんないスか...」
そう言って連れて来られたのは体育館裏。
貴「涼太...？」
涼太が強く抱き締めてきた。
黄「ちょっと充電させて欲しいっス」
貴「うん」
私も涼太に抱きつく。
涼太の顔は見えない。
けど少しだけど...ほんの少し震えてて...
黄「やっぱ俺負けたのスゲー悔しいっス。悔しい」
貴「...うん」
黄「勝ちたかった」
貴「...うん。分かってるよ」
私もだよ涼太...。
だから私たちはもっと強くならきゃだよね？
黄「充電完了っス！」
そう言って笑顔で笑う涼太。
素直に私に弱みを見せるところとか
この笑顔とか
涼太の優しさ
全てがとても愛しくなって
貴「涼太...キスしてもいい？」
黄「え？いいっスけど...俺からさせて」
顎を上に持ち上げられ、涼太を見上げる。
優しく笑って、頭を撫でる涼太。
そして優しいキスをしてくれた。
貴「私も充電完了です！」
そう言って敬礼した私。
黄「Aっち。マジで可愛すぎるから！もう一回充電させて！」
貴「充電は1回すれば大丈夫！ほら体育館戻らないと！」
私たちは急いで体育館に戻る。
笠「おせーよ。もう片付け終わったんだよ！
先輩にやらせるとかお前らどんだけ偉いんだよ」
貴黄「すみません...」
笠「お前ら今から1on1しろ」
貴「はい？」
笠「動き足りねーだろー？負けたら筋トレ100回3セットだ」
うそでしょ...
やっぱ容赦ないわ...
黄「負けねースよ！」
本気でかかってくる涼太。
これでこそバスケ！
うー負けた...(泣)
でも一緒に筋トレしちゃう涼太はやっぱ優しい。
笠「黄瀬。お前はもう1セット追加してやるよ」
黄「はっ⁉何で⁉ひどすぎっスよー(泣)」
笠松先輩の愛は深いね(笑)
帰ってからご飯を簡単に作る。
野菜たっぷりスープとネギチャーハン。
とりあえず野菜を鍋につっこみ...コンソメで味付けてー！
フライパンでネギと卵とごはんを炒めて塩こしょう！
私それなりに料理できてない⁉
成長したよね？？
貴「大輝全然変わってなかったね」
黄「卒業してからまだ3週間っスよ？変わってたら逆にこわくないっスか(笑)？」
貴「そーだね。ちゃんと練習参加するかな...？」
涼太？
黄「Aっち！青峰っちの話ばっかしすぎ。いい加減妬くっスよ」
”ドンッ...”
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作者名：nanana23 | 作成日時：2017年5月24日 0時
