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新story18 ページ19

黄瀬side



俺は初めて試合で負けた。
青峰っちが最強だって...そんなん知ってるっス。

ずっと青峰っちに憧れてきた
青峰っちの強さに憧れてた


Aっちに告白する時、
俺は憧れるのを辞めた


勝ちたいと願いつつ、心の底では負けて欲しくないと思うから
憧れてしまえば超えられないから



だから憧れを捨てた




青峰っちの仲間に頼らないプレイ
昔と変わんねースね
頼る必要がない。
それ程青峰っちは強い。





必死に青峰っちに食らいついて1点差
残り10秒...
笠松先輩の声が聞こえてきた。
けど俺はパスを悩んだ...

青峰っちみたいに
俺一人の力で勝ちたいと



青峰っちがダンクを決めて
海常が負けた。

青峰っちが言った
「俺のバスケは仲間を頼るようにはできてねぇ」





でもやっぱそれ違うっスよ
頼っちゃいけない仲間なんていない。
頼るために仲間がいる。

笠松先輩に出会って
海常の仲間になって
さらにそれ実感した。


だから次は見せてやるっスよ。
仲間と一緒に勝ち上がる姿。




本当悔しいっス









女バス、洛山と海常の試合



Aっちが追いつけてない
ボールを抜けない
全てを見抜かれたような攻撃で
Aが焦ってる...

焦るAっちなんて見た事ない
焦れば焦るほど反対をつかれ空回りする



最後のクォーターで30点差。


Aっちが全く動かなくなった



諦めなければ試合は終わらない。
そう言って頑張って来たAっちはそこにいない。





Aっちが...海常が負けた
崩れ落ちるAっち。
俺は何て声をかけたらいいか分かんない...
分かんねーよ


赤司が来て言い放った言葉は残酷で...
Aっちがもう立ち上がれないんじゃないかって。
俺にだってちゃんと分かってるっスよ
赤司っちが何であんな事を言ってんのか
Aっちのために言ってるって事くらい...



でも、初めて試合に負けた気持ちってのも今は俺が一番分かってる




笠松先輩が言った言葉...
Aを信じる



そうっスよね





今俺ができる事は、
誠凛戦で絶対勝つ事
最後まで諦めない試合をする事っスね







どんなに強いチームでも選手でも、
負ける事だってある
それをどう乗り越えるか。
それが本当の強さだ。


Aの強さはこれからだ。
そして俺も。





負けねースよ!

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設定タグ:黄瀬涼太 , 青峰大輝 , 黒バス   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:nanana23 | 作成日時:2017年5月24日 0時

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