【文スト】第三章！オタクがトリップしたらチートで愛されました

異能力１２０ ページ33

にしてもこのクレープ美味しい←





そんな鏡花ちゃんを見て、敦くんが恐る恐る口を開く




敦「その……可能性の話なんだけど、若し君の異能の謎が解けて電話の声にしか従わない夜叉が操れるようになれば……探偵社員としての力の一つに___「駄目！」！」





鏡花「駄目、夜叉は……もう二度と……」




鏡花ちゃんはどこか怯えるように、憎むように
呟いた






ﾋﾟﾘｯ





ん？な、なんか……体が…






敦「……判った、でもどうして」





ﾋﾟｯ





いきなり、どこからか機械音が鳴った







♪♪♪♪〜






そして着信音が鳴り響く、私のものでも敦くんのものでもない






鏡花「……！？」






鏡花ちゃんのだ






ﾋﾟｯ







？？『【夜叉白雪】よ、鏡花に近寄り嘘の世界を教えるものに罰を与えよ』






その言葉に答えるように後ろで感じる殺気……





！【夜叉白雪】






私が振り向くと同時に敦くんが前に崩れ落ちた







『敦く……っ！！』





私は敦くんに続くように前へと倒れ込む、だが
敦くんのように夜叉に切られたのではない






なんか……体が痺れて動かない…





さっきのクレープか！？許さん、甘いものを凶器にするとは！！←そこ！？






？？「害獣でも、血飛沫く様は美しいのぅ」







こ、この声は……






尾崎「そうは思わぬかえ？愛しの鏡花にAや」

_ポートマフィア幹部
尾崎紅葉 能力名【金色夜叉】。






やっぱり紅葉姐さんか…





愛しの、のところに入れてくれたのは嬉しい←
けど……






『っ姐さん…クレープ…に、何……いれた…の…？』





尾崎「唯の痺れ薬じゃ、すまんのぉ。すぐに
治してやるから待っておれ」






そう言った姐さんは鏡花に向き直った






鏡花「……！」






尾崎「息災じゃったか？」






姐さんは鏡花ちゃんに問いかけながら一歩ずつ歩み寄っていく






尾崎「わっちがどれだけ、そなたを案じ胸を痛めたか……このような_獣畜生共の下にそなたを残すことになって」





敦「ぐあっ！？」





敦くんは切られたところを尖ったヒールの先で踏みつけられた






尾崎「じゃがわっちが助けに来た、もう心配は要らぬぞ」





ﾊﾟﾀﾝｯ





姐さんが電話を閉じたことにより【夜叉白雪】もﾌｯと姿を消す






鏡花「何故、貴方が……電話を」

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