【文スト】オタクがトリップしたらチートで愛されました

異能力５ ページ6

ｸﾞｩｩｩｩ





ん？






太宰「空腹なのかい？少年」






敦「実はここ数日何も食べていなくて…」







今の音は敦くんのお腹の虫だったのか…






ｸﾞｩｩｩｩ






ん？？






太宰「奇遇だね、実は私もだ」






アンタもかい！？







敦「じゃあ！」






太宰「ちなみに財布は川に流れたようだ」






敦「そんなぁ…」








もう、なんか敦くんがめちゃくちゃ可哀想に
見えてきたよ…








？？「こーんな所に居ったかこの唐変木！！」







ん？こ、この声は！！







太宰「…おー、国木田くーんご苦労様ぁ」







く、国木田さんだぁー！！







国木田「何がご苦労様だ！苦労は凡てお前の
所為だ この自 殺嗜癖が！お前はどれだけ
俺の計画を乱せば__」






太宰「そうだ、彼は私の同僚でね。
彼に奢ってもらえばいい」







国木田「話を聞けよ！！」







なんか、夫婦漫才をみている気分…







太宰「君達、名前は？」






え？







敦「中島……敦ですけど…」






『赤川…Aです』







太宰「では、着いてきたまえ敦くんにAちゃん 何が食べたい？」







敦「あの…できれば_」







太宰「なぁに、遠慮は要らないよ」







敦「…茶漬けが、食いたいです」







太宰さんにとって、その答えは以外だったのか
ｸｯｸｯｸと笑い始めた







太宰「ﾊｯﾊｯﾊｯﾊ！餓死寸前の少年が茶漬けを
希望か、いいよ国木田くんに三十杯くらい
奢らせよう」







国木田「人の財布で太っ腹になるな“太宰”！」






敦「”太宰”？」






ｺﾞｸﾘ いよいよ、あの名場面が…







太宰「あぁ、私の名だよ
私の名は……太宰、太宰治だ」







ﾊﾟｼｬｯ








太宰「なぜ私を撮ったんだい？Aちゃん」







『あ、いえお気になさらず』←







太宰「そう？」








だってこんな名場面、撮らずにいられるわけないでしょ！←






え、何？じゃあ皆は目の前に推しがいるのにシャッターを切らないとでも？
あり得んだろう！ ←逆ギレ！？





太宰「じゃあ、行こうか」ｽｯ







ん？







『あ、あの太宰さん？何故私の手を取って
いるのでしょうか…//』






太宰「何か不満でも？」






『いえ、不満はないですけど//』






太宰「じゃあ、いいじゃないか」







こっちは推しに手を捕まれて心臓が爆発寸前
なんだよ！？






そして、手を繋いだまま 茶漬けを食べに行くことになったのだった…






何故！？

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