【文スト】オタクがトリップしたらチートで愛されました

異能力６ ページ7

そして、私たちは今お店で
お茶漬けを食べている





敦「ﾓｸﾞ ﾓｸﾞ ﾓｸﾞ ﾓｸﾞ」





敦くん…本当に三十杯近く食べてるんですけど…
あんな細い体のいったいどこに入るのかな？





国木田「全く貴様という奴は、仕事中に「良い川だね」とか言いながら飛び込むやつがあるか！おかげで見ろ予定が大幅に遅れてしまった」






太宰「国木田くんは予定表が好きだねぇ」






国木田「これは予定表ではない 理想だ！
我が人生の道しるべだ！そしてこれには仕事の相棒が自 殺嗜癖とはかいていない！！」







いや、逆に書いてあったらすごいと思う







敦「ぬんむいえおむんぐむぐ？」





は？






国木田「うるさい、出費計画のページにも
“俺の金で小僧がしこたま茶漬けを食う”など
とは書いていない！」






敦「ぬぐんむぬ、ぐね？」







国木田「だから仕事だ」






敦「んぐむぬ？」






国木田「今日の仕事？軍関係の仕事だが」







太宰「『…なんで君達会話できてるの？』」








国木田 敦「「？」」






いや、「？」じゃないよマジで何言ってるのか
意味不明だし






そうこうしているうちに敦くんはお茶漬けを
食べ終わっていた







敦「はぁ、食ったー！」







テーブルにはお茶漬けのお椀が山積みに…







敦「もう茶漬けは十年はみたくない。」






国木田「お前、よくも人の金でこれだけ食っておいてよくもまぁぬけぬけと…」ﾊｧ






『えっと、国木田さん？』






国木田「なんだ小娘」






『敦くんが食べたのっていくら位ですか？』






国木田「ん？ﾋﾟｰ円だが…」






うわぁ、敦くん結構食ったな






『じゃあこれどうぞ』





そう言い、私は一万円札を出した






太宰「！」






『これで理想は崩れませんよね？』ﾆｺ






国木田「い、いいのか？」







『はい、どうぞ』







推しに貢ぐと思えばなんてことないのだ！←
それに通帳にあり得ん額がはいってるし






だから、太宰さん！そんな目で見ないで！？







敦「いやぁ、それにしても助かりました。孤児院をでて横浜に来てから食べるものも寝る所もなく、あわや餓死するかと」






太宰「君、施設の出かい？」







敦「出というか、追い出されたんです」







太宰「それは薄情な施設もあったものだね」







国木田「おい太宰、俺達は恵まれぬ小僧に慈悲を垂れる篤志家じゃない、さっさと仕事に戻るぞ」






そう言って国木田さんは手帳を構えた

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