異能力34 ページ39
敦「……僕の、業」
芥川「…異能力、【羅生門】!」
龍くんの黒外套が黒い獣に変化した黒獣はそのまま敦くんの横を通過する
『相変わらず凄い威力…』
黒獣が通りすぎた所は彫刻刀で削ったように抉れていた
芥川「もちろん今のはわざと外した、だが僕の【羅生門】は悪食。あらゆるものを食らう。
生け捕りが目的だが抵抗するならば次はお前の足を奪う」
敦「何故……どうして僕が…」
ヤバイな…腕がジンジン痛んでクラクラする
一回瀕死になって【君死給勿】で回復しても
いいけどその隙を龍が見逃す筈ないし…
谷崎「あ…敦くん、二人をつれて逃げるんだ」
敦(谷崎さんはあの状態じゃ動けない…Aちゃんも腕の出血がひどい……でも、まだかろうじて逃げられる!)
敦「__くっ…うぅうおおおお!」
敦くんは恐怖を吹き飛ばすように雄叫びをあげ
龍に向かっていく
敦「うぁぁぁぁぁ_!」
芥川「玉砕か、つまらぬ」
龍は敦くんに向けて黒獣を放つが敦くんは予想外に素早い動きで黒獣の下に潜り込み黒獣とすれ違ってみせた
しかもその勢いのまま龍の背後に回り手にした銃を打つ
でも…
敦「!?」
『空間…断絶…』
芥川「その通り、云っただろう僕の【羅生門】は悪食、あらゆるものを食らう。銃弾が飛来し着弾するための“空間そのもの”を喰い削った、槍も炎も空間が断絶していれば僕に届かぬが道理。」
敦(そんなの、攻撃の使用がないじゃないか…)
芥川「そして僕、約束は守る」
ガッ
龍の【羅生門】が一瞬のうちに敦くんの足を切断した
『敦くん!』
敦「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
敦side
ー 院長「泣くのをやめろ、ガキめ。
詮なく泣いて許されるのは負うてくれる
親のある子児のみ!」
ー 院長「親にも捨てられたものに泣く資格などない!」
そうだ…僕はずっと見捨てられながら生きてきた…
泣くことも許されず、誰にも認められず…
人間としての居場所もなく…
それでも……
ー A『少なくても私は敦くんが必要だと思うしね』
それでも僕は…!
Aside
樋口「?」
龍と樋口ちゃんはふと気配を察知し振り向く
芥川「なんだと?」
みると、敦くんが虎に変化しつつあった
いや、壁に張り付くとか凄いな…
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クローバー - すごく面白くて一気読みしてしまいました!!これからも楽しみにしております!! (2022年3月16日 15時) (レス) @page20 id: 3b7ae8b837 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 超面白かったです!!!!1話から一気に読んじゃいましたwww更新楽しみにしてます! (2021年11月6日 22時) (レス) id: 0ccffa4196 (このIDを非表示/違反報告)
9Sに殺されたいロリコン - レッドウルフさん» 福沢さんの初登場のトコっすよ!! (2019年12月7日 16時) (レス) id: 23809db5c5 (このIDを非表示/違反報告)
レッドウルフ(プロフ) - れおさん» あ、あとスミマセン……それ、どこのことでしょうか……?わからなくって…←おい (2019年11月4日 15時) (レス) id: 704b4d5265 (このIDを非表示/違反報告)
レッドウルフ(プロフ) - れおさん» スミマセン!ご指摘ありがとうございます!はい!更新頑張ります! (2019年11月4日 15時) (レス) id: 704b4d5265 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レッドウルフ | 作成日時:2019年5月19日 17時