【文スト】オタクがトリップしたらチートで愛されました

異能力３３ ページ38

樋口ちゃんは谷崎くんの姿を
求めて銃口を振り回す





谷崎「ボクの上に背景を上書きした…もうお前にはボクの姿は見えない！」






樋口「姿は見えずとも弾は当たる！」







ﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞｯ








樋口ちゃんはとにかく周囲に銃を打ちまくる









谷崎「_大外れ」









だがいつの間にか背後に立っていた谷崎くんが両手で樋口ちゃんの首を締めた








樋口「！」








谷崎「死んでしまえ！」








両手に渾身のちからを谷崎くんは込める









樋口「くっ…あぁ……」








すると、その後ろからｺﾞﾎｺﾞﾎと咳が聞こえてきた、外套着てきててよかったよ………ね？









.









龍。









『【羅生門】！』









芥川「！さすが、不意打ちにも対応したか……
だが…」









龍は第二の【羅生門】を繰り出して谷崎くんの足を貫いた








谷崎「ッ！…」








芥川「死を倶れよ……殺しを倶れよ…
死を望む者、等しく死に、望まるるが故に…」ｺﾎ









『谷崎くん！？』









谷崎「だ、大丈夫……」









でも動けそうにないな…








芥川「お初にお目にかかる。僕は芥川。
そこな小娘と同じポートマフィアの狗…」ｺﾞﾎｺﾞﾎ








樋口「芥川先輩、ここは私一人でも__」








ﾊﾞｼｯ








すると、龍は樋口ちゃんの頬を容赦なく平手打ちした





樋口ちゃんの顔からゴーグルが吹っ飛ぶ






芥川「人虎は生け捕りとの命の筈！片端から撃ち殺してどうする！！この役立たずめ、下がっていろ！」






樋口「…すみません」






『ちょっと、芥川くん！仮にも女の子に平手打ちは無いでしょ！？』←







え、空気読めって？そんなの知るか！！







芥川「A…久しいな。」






『へぇー、もう名前バレてるんだ』







そして、さりげなく名前呼び…ヤバイ今なら死ねる







芥川「ポートマフィアを舐めるな」







すると、敦くんが驚きつつも言う







敦「人虎は生け捕り？…あんた達は一体……」







芥川「もとより、僕の目的は貴様一人なのだ
人虎…他の者は言わば貴様の巻添え。まぁ、今回はAのお陰で軽症ですんだようだがな」







いや、それぞれ腕と足に穴空いてる時点で軽症ではないよね？







敦「…僕のせいで、みんなが？」







芥川「然り。それが貴様の業だ、人虎。
貴様は生きているだけで周囲の人間を損なう」






敦「…！」

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