【文スト】オタクがトリップしたらチートで愛されました

異能力２１ ページ23

太宰「爆弾に“何か”被せればある程度爆風
を押さえられるもは思うが…
この状況じゃあね……しかも女性を人質にとるとは卑怯な」





敦「あの女性は？」






太宰「彼女はナオミちゃん。バイトの事務員さんだ」






『うわぁ、完全なとばっちりじゃんか…
ここで探偵社の社長に会わせたところで貴方達を恨んでます、すみません、とはならないだろうしね』







国木田「社長が出張中で良かったかもしれん」







出張中ねぇ……









太宰「となると…方法は一つ」







すると、太宰さんと国木田さんは瞬時に見つめあい、互いに構えをとる






敦(異能力をつかうのか？)








だが、始まったのは“じゃんけん”
何回かあいこが続き、結果的には太宰さんが
パーで勝利した







太宰「にゃはははは」






国木田「ぐぬぅ……」








ほら、早く行け とばかりに国木田さんを
太宰さんが促す







国木田「__おい…落ち着け少年」







爆弾魔「来るな…社長以外に用はない。
妙な素振りを見せたら、吹き飛ばすよ！」







国木田「……わかった」







両手をあげる国木田さん






爆弾魔「知ってるぞ、あんた国木田だ。
僕を油断させてあの嫌みな異能力を使うつもりだろう！そうはいかないぞ……机の上に四つん這いになり、両手を見えるところに置け！」







国木田「あ”あ”！？」







お、鬼の形相…






爆弾魔「！！云う通りにしないとみんな道ずれだぞ！！」






国木田「……はぁ」







国木田さんはシブシブといった様子で机の上に四つん這いになった






太宰「まずいな…探偵社に私怨をもつだけあって、奴は社員の顔と名前を把握している
これじゃあ、社員の私が行っても彼を刺激するだけだ。さて…どうしたものか」ﾁﾗｯ






…イヤな予感がする







太宰「敦くーん、Aちゃーん！」






敦「『嫌です！』」







なにこのデジャヴ感！？







太宰「まだ何も言ってないよ」








敦「言わなくても分かります！」







何回も言ってる気がするけどもう一度
何で私まで！？



…いいよ、そっちがその気なら
全力で原作ﾌﾞｯ壊してやんよ！名場面が潰れない程度にね！←






『いいですよ』







敦「Aちゃん！？」







太宰「本当かい！」







『その代わり、成功したら私のお願い一つだけ聞いてくださいね』








太宰「わかったよ！」

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