異能力13【或る爆弾】 ページ15
敦side
【___久しぶりに嗅ぐ、畳の匂い。】
敦「う……うん…
…あれ…ここどこだっけ…?確か……夕べ…」
僕は、昨夜自分の右手が虎に変身していたことを思い出した
敦「ひぃ!」
起き上がり、改めて自分の右手を確認するが右手は人間の手に戻っている
敦「はぁ」
僕は部屋を見回す、広くはないが小綺麗な畳の部屋。横にはきれいに畳まれた布団があった
敦「そうだ、昨日Aちゃんと隣で寝たんだっけ…あれ?そういえばAちゃんは?」
すると、いきなり携帯の着信音が鳴った
敦「っわあ!?な、なに!?なに!?なに!?」
後ろを見ると畳の上に置かれた携帯電話が鳴っていた
敦「え、えぇ!?あ、あぁはいはい!
はい出ます、出ます出ます出ます、今出ます
すぐ出ます!え、ボタンどれ…え?これ…?
早く動いて、あーもうどれだ…」
と、ようやく受信応答ボタンを押し携帯を自分の耳に当てた
敦「あ、も、もしもし!?」
太宰『グッドモオニン!』
すると、電話からは陽気な声が聴こえてきた
敦「…あぁ、太宰さんですか」
太宰『今日もいい天気だねぇ!新しい寮の方はどうだい?』
敦「お陰さまで…野宿に比べたら雲の上の宮殿のようです」
太宰『それは良かった。枕元の着替えは探偵社からの贈呈品だ』
敦「ほんと、何から何までありがとうございます。あ、所でAちゃんを知りませんか?姿が見えないんですけど…」
太宰『彼女なら少し出掛けてくるそうだ
すぐ戻ると言っていたよ。』
敦「そうですか…」
太宰『それより敦くん、いきなり申し訳ないが…』
敦「ん…?」
太宰『実は、緊急事態が発生しのだ』
敦「緊急事態?」
太宰『あぁ、一刻を争うのだよ。すぐに指定の場所に来てくれたまえ。大変な事態だ、君だけが頼りだよ』
敦「は、はい。わかりました」
僕は着替えを済ませ外に出た
太宰『用意はいいかね、敦くん』
敦「はい」
太宰『まず部屋を出たらちゃんと鍵を閉めて後ろを見ろ!』
敦「後ろ…?…うっ!」
言われた通り後ろを見るとドラム缶にはまった
太宰さんがいた
『えーっと、これはどういう状況なのかな?
敦くん』
敦「Aちゃん!」
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クローバー - すごく面白くて一気読みしてしまいました!!これからも楽しみにしております!! (2022年3月16日 15時) (レス) @page20 id: 3b7ae8b837 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 超面白かったです!!!!1話から一気に読んじゃいましたwww更新楽しみにしてます! (2021年11月6日 22時) (レス) id: 0ccffa4196 (このIDを非表示/違反報告)
9Sに殺されたいロリコン - レッドウルフさん» 福沢さんの初登場のトコっすよ!! (2019年12月7日 16時) (レス) id: 23809db5c5 (このIDを非表示/違反報告)
レッドウルフ(プロフ) - れおさん» あ、あとスミマセン……それ、どこのことでしょうか……?わからなくって…←おい (2019年11月4日 15時) (レス) id: 704b4d5265 (このIDを非表示/違反報告)
レッドウルフ(プロフ) - れおさん» スミマセン!ご指摘ありがとうございます!はい!更新頑張ります! (2019年11月4日 15時) (レス) id: 704b4d5265 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レッドウルフ | 作成日時:2019年5月19日 17時